ヴォルティススタジアム

【徳島vs水戸】フォトレポート:後半反撃を見せたものの、前半の2失点が響き8試合ぶりの敗戦。

■明治安田生命J2リーグ 第16節
9月2日(水)徳島 1-2 水戸(19:03KICK OFF/鳴門大塚/1,262人)
得点者:12’前嶋洋太(水戸)45+2’山口一真(水戸)90+3’河田篤秀(徳島)
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8月を無敗で終えたヴォルティス。9月の初戦となる今節は「プレッシングが強力で、我々はそれを剥がしていかなくてはいけません(リカルド監督)」が話す水戸との対戦となった。

今節のスタメンには右サイドに岸本が入り、それ以外は前節と同じメンバーが入った。

台風の影響もあり、雨と風が舞う中で前半がキックオフ。いつも通りボールをつなごうとする徳島に対し、水戸は風上に立ち前線から激しいプレッシャーを仕掛ける展開となる。

試合が動いたのは11分。岩尾の縦パスをカットされ水戸にカウンターを許すと「慌ててしまって一か八かの対応が続いたために取られてしまった(田向)」と後手を踏んでしまうと、最後は左サイドの山口のクロスを前嶋に合され先制を許してしまう。

リードを奪われた徳島も23分、左サイドの流れた垣田のクロスに田向、杉森がスルーするが、合わせる選手はおらず。31分には岩尾のCKからこぼれ球を西谷がボレーで合わせるが相手DFに防がれてしまう。35分には杉森のクロスが相手DFの手に当たりPKかと思われたがノーファールの判定もあり、モヤモヤした展開が続く。

そんな中迎えた前半アディショナルタイム、ドゥシャンのビルドアップのパスをカットされサイドに展開されると、山口に決められ0-2とされてしまう。

ハーフタイム、岸本と杉森に変えて佐藤と藤田を投入し「前線から圧力をかけて点を取りにいこう。後のバランスも考えてポジションをとること。前半は忘れて臨もう(リカルド監督)」と送り出す。

風上に立った後半も、開始直後からパスミスから相手に決定機を作られるなどピリッとしない展開。48分にも中山に決定機を作られヒヤリとさせられる場面が続く。

ヴォルティスも反撃。54分、FKを藤田が直接狙うとその直後のCKから岩尾が頭でゴールを狙い、続く65分には相手のミスから小西もミドルシュートを狙うがいずれも枠外。。75分には垣田と小西に代えて河田と鈴木徳真を投入するが、水戸の粘り強いインテンシティの高い守備もあり攻撃のリズムが上がらない。

後半アディショナルタイム、鈴木のクロスに河田が合わせる。シュートはクロスバーにはじかれたものの、こぼれ球を蹴り込み1点を返す。しかし、その直後に試合終了のホイッスルが鳴る。

ミスから失点し、反撃を見せたものの水戸のブロックを崩しきれず。8試合ぶりの敗戦を喫した。

「自分たちに出た課題をしっかりと修正して、自分たちがより良くなることに集中できる期間だと思います(渡井)」
「内容的にも厳しかったので、正直、良い雰囲気にはなりません。でも、自分たちがどうすべきだったのかについて話していましたし、次に向け改善できることについて前向きな意見交換していました(田向)」
「最後まで諦めずに戦ったことは次につなげていきたいです(藤田)」

次節・群馬戦までは中2日となるが、時間の無い中でしっかりと反省と切り替えが求められる。

□試合フォト

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