ヴォルティススタジアム

【栃木vs徳島】フォトレポート:小西の一撃で、難敵・栃木に勝利。

■明治安田生命J2リーグ 第18節
9月9日(水)栃木 0-1 徳島(19:03KICK OFF/栃木グ/1,865人)
得点者:51’小西雄大(徳島)
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5連戦4戦目となる栃木戦。

先発メンバーは前節から3人変更。岩尾、渡井、杉森がスタメンに名を連ねた。注目の集まった西谷兄弟対決は、お互いにスタメンでの出場となった。

前半、前からプレッシャーをかける栃木に対し、徳島も逃げることなく粘り強くボールを回し、空いているスペースを突こうとする展開が続く。
やや栃木ペースで試合が進む中、「前半の20~30分くらいから栃木の足がだんだん止まってきて、我々が押し込む展開にすることができました(リカルド監督)」と徐々に徳島ペースとなる。

注目が集まった西谷兄弟対決。

24分には最初の決定機。CKからドゥシャンがヘディングで流したボールを岩尾がボレーシュートで合わせるがGKにクリアされてしまう。30分には渡井の仕掛けから小西がミドル。32分には田向のクロスに垣田、39分には、田向のスルーパスに渡井が反応。クロスを入れるが中で合わせる選手がおらず。

時間経過と共にエリア内まで侵入する回数は増えたが、栃木も最後まで粘り強いディフェンスを見せてゴールを奪えない。結局前半は0-0で折り返す。

ハーフタイム、連戦の疲労を考慮して藤田に代えて岸本を投入する。
後半開始早々、FKから田代にヘディングシュートを許すが、クロスバーにはじかれ難を逃れる。

そんな中迎えた51分、渡井がCKをクイックリスタートさせると、「相手の危険になるプレーを選択しろと(試合前に)言われていました。(ボールが来た瞬間)GKがクロスを狙っているのが見えたので、ファーに蹴れたら入るかなと思いました」という小西がミドルレンジからシュートを狙う。「あまり無いくらいイメージ通りに蹴れたのでびっくりしました」と本人も驚く素晴らしいシュートが決まり、苦しい時間帯に先制点を奪う。
リードを奪った徳島は、53分にも岩尾が意表を突くクイックスタートから渡井がシュート、54分にも岩尾のCKから西谷が強烈なシュートを放ち追加点を狙いに行く。

リードを奪われた栃木も、前線の選手を入れ替えて、前への圧力を掛けようとする。

72分には追加点のチャンス。自陣のFKからこぼれ球を拾った杉森が思い切りよくロングシュートで狙うが、これは惜しくもクロスバーにはじかれる。82分には渡井と鈴木のコンビで右サイドを崩すがラストパスは垣田に合わず。

結局追加点は奪えなかったものの、栃木の攻撃をシャットアウトし試合終了。徳島がアウェイで貴重な勝点3を挙げた。
1位北九州とは勝点差2、長崎とは勝点差1まで詰め、次節(9/12土)は中2日で金沢との一戦を迎える。

□試合フォト

(残り 113文字/全文: 1324文字)

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