ヴォルティススタジアム

【岡山vs徳島】フォトレポート:河田の技ありボレーで先制するも、試合終盤に追いつかれドロー決着。

■明治安田生命J2リーグ 第26節
10月14日(水)岡山 1-1 徳島(19:03KICK OFF/Cスタ/1,778人)
得点者:79’河田篤秀(徳島)90+2’齊藤和樹(岡山)
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5連戦の2試合目。今節はファジアーノ岡山とのアウェイマッチとなった。
スタメンは、前節から小西に代わり鈴木が先発に名を連ねた。

前半、前からプレッシャーをかける岡山に対し、いつも通りGKやDFからビルドアップを行う徳島の構図となる。相手の強いプレスにてこずるが、様々な場所に顔を出す渡井がドリブルで相手を剥がしながら打開を図る。

最初のチャンスは13分、右サイドの杉森のクロスが流れたボールを拾った渡井がドリブルで相手を剥がしシュートを狙う。15分には最初の決定機。左サイドで西谷が起点を作ると、垣田とのワンツーで抜け出した渡井クロスを入れる。最後は岸本が飛び込むがシュートはGKにブロックされる。36分には波状攻撃から杉森がシュート、42分には渡井と岩尾のパス交換から中央へ入ってきた西谷がシュートを狙う。しかしゴールは奪えず前半は0-0で終了。

後半頭から、「彼(西谷)が良いとか悪いとかではなく、我々としては前線に勢いを持って行けるように(リカルド監督)」西谷に代わって河田を投入。垣田と河田の2トップにし杉森と渡井をサイドに置く形に変更する。2トップにしたことで前線からより圧力がかかるようになり、時にはロングボールも使いながら相手を押し込むシーンが増えるようになる。

49分には岩尾のボールカットから河田がシュート。53分にはCKの跳ね返りのボールから岩尾のクロスに岸本が頭で合わせると、54分にも浮き球のボールを岸本が上手く処理しシュートを放つが、いずれもGKに防がれる。56分には河田のミドル、62分には波状攻撃から相手を左右に揺さぶり次々にチャンスを作るが、ゴールをこじ開けられない。

71分には、垣田と内田に代わって福岡と押谷を投入する。そんな中迎えた77分、杉森がファウルを受けてFKを獲得する。キッカーの岩尾のシュートは壁に当たるが、こぼれ球を拾ったジエゴがクロスを入れると河田の元へ。「トラップした時に周りの相手が見えて、体を入れてキープするのかシュートを打つのかの2択でした。やはり得点が欲しかったので、シュートを選択して良かった」と胸トラップからの鮮やかなボレーシュートでネットを揺らし、待望の先制点を奪う!

しかし後半アディショナルタイム、岡山に押し込まれる中、左サイドで数的優位を作られクロスを許すと、最後は齊藤和樹に合され同点に追いつかれてしまう。このシーンについて「もちろん最後の局面(クロスボールに合わせられた)というのはあるのですが、それにいたるまでのサイドの対応が少し上手くいかなかったと思います」と振り返ったのは石井秀典。そして「やっぱり勝点2を失った気持ちはありました。ただ、出られなかった選手たちが『次があるから』という声を掛けてくれたので、次の試合に向けて進もうという気持ちになりました」

課題を修正し切り替えて、次節中2日で甲府戦を迎える。

□試合フォト

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