【直前レポート】We Are VORTIS.
前々節・水戸戦(0●1)、前節・千葉戦(1△1)。J1昇格まであと1勝ながら、足踏みが続く。だが、成功を疑うな、成功を恐れるな。揺らぐ心を福岡と長崎は待ってんだ。
昇格は12月16日に決める。そこに至る物語として、千葉戦後の記者会見からトピックスを1つ伝えたい。
リカルドロドリゲス監督が「状況としては試合が始まる前よりも悪くはなりました。ただ、いずれにせよ“我々の手の中にあるもの”だと思っています。次の大宮戦に勝利し、昇格を祝えるようにしていきたいです」と言葉にした。もちろん日本語で言っているわけではない。
スペイン語の知識がない記者には正確なニュアンスはわからない。ただ、小幡直嗣通訳兼コーチは“我々の手の中にあるもの”と訳した。なぜ、その日本語を選んだのか。理由は説明不要だ。誰にとって、どんな意味を持つ言葉なのか。皆さんならお分かりだろう。
一昨季だっただろうか。当時の広報と小幡さんの誕生日に『プロフェッショナル 仕事の流儀』みたいな動画をプレゼントしようと、悪ノリで突撃インタビューをして素材を集めたことがあった。そのときに「通訳じゃなくて、解釈」というパンチラインが撮れた。千葉戦の通訳は最高の解釈だった。大宮戦に勝ったら、一番美味い炒飯のテイクアウトを差し上げたい。
では、今節・大宮戦に向けた直前レポートへ。お時間あればJ’s GOAL最後の1本として寄稿した記事も併せてお読みいただければ幸いです。
◯J’s GOAL/2019年12月14日。 「この1年が始まった」(リカルド ロドリゲス監督)
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