ヴォルティススタジアム

【G大阪vs徳島】試合フォトレポート:この経験を来季への糧に。

■第100回 全日本サッカー選手権 準決勝
12月27日(日)G大阪 2-0 徳島(16:04KICK OFF/パナスタ/7,055人)
得点者:53’パトリック(G大阪)82’福田湧矢(G大阪)
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準々決勝から中3日、決勝進出をかけて、J1で2位となったG大阪との対戦となった。

前半「立ち上がりは相手にボールを握られる時間もありましたが、決して我々が劣っている印象はありませんでした。我々が主導権握りながらゲームをコントロール出来ていたと思います(リカルド監督)」と徳島らしいボール回しを続ける。前半途中に負傷した内田に代わり石井が入るアクシデントもあったが、試合を優位に展開する。

0-0で迎えたハーフタイム、「相手のプレスによってポジションを変えていこう。練習でやっていること、それを応用していこう。攻撃的なスタイルを変えないように」と送り出された選手たち。
後半も徳島ペースで試合を進めるかに見えたが、53分、パスミスから左サイドへ展開されクロスを入れられると、倉田のシュートのこぼれ球をパトリックに押し込まれてしまい先制点を許してしまう。

1点リードを奪われた徳島も反撃。63分にはカウンターから岸本のクロスのこぼれ球を拾った西谷がドリブルでエリア内に侵入しシュートを放つ決定機。70分には途中出場の渡井のクロスに鈴木が飛び込むと、76分にはカウンターから河田のクロスに垣田が飛び込もうとするが、最後のシーンで合わず。チーム全体が前がかりとなる中、82分、福田にゴールを許し2点差に広げられてしまう。

結局試合はそのまま終了0-2で終了し、決勝進出はかなわず、リカルド体制ラストマッチを飾ることはできなかった。

サポーターからの声援に応えるリカルド監督

この4年間について「今まで積み上げてきたものを良いサッカーの中で出し、結果を手にした選手たちを誇りに思います。四年間やってきて、選手やクラブの成長の助けに少しはなれたのかなと思います」と振り返ったリカルド監督。

試合後、通用した部分と課題について、「僕たちは良い形で攻め込む場面もありましたが、それを決定機にしたりフィニッシュのクオリティについては差がありました(岩尾)」「これが自分たちの実力だと思うので、背伸びせず、現状や課題と向き合いながら、地に足を付けてサッカーに取り組みたい(小西)」「自分たちのどこが通用してどこが通用しなかったのかがはっきり見えました。課題が見えたという事については収穫があった(田向)」
「緊張感のあるJ1との公式戦の中で、できる事とできない事が浮き彫りになった(福岡)」と口々に話す選手たち。

試合後、サポーターへ挨拶する選手たち。

J1上位チームとの公式戦で得た経験を、来季J1の舞台での躍進への糧にしたい。

□試合フォト

(残り 107文字/全文: 1396文字)

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