ヴォルティススタジアム

【川崎Fvs徳島】試合フォトレポート:肌で感じた王者の強さ。リーグ戦今季初黒星。

■明治安田生命J1リーグ第3節
3月10日(水)川崎F 2-0 徳島(19:03KICK OFF/等々力/4,853人)
得点者:12’レアンドロダミアン(川崎F)42’レアンドロダミアン(川崎F)
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神戸戦から中3日。今節は「J1のチャンピオンに対して僕らがどういう戦いができるのかしっかりチャレンジしていこう(甲本ヘッドコーチ)」と話す川崎フロンターレとの対戦となった。

前節、神戸戦からスタメンを2人変更、DFラインに鈴木大誠が入り、契約の関係上出場できない宮代大聖に代わり渡井理己がリーグ戦初スタメンとなった。

「試合の少し入りが硬かったかなという印象(甲本ヘッドコーチ)」と、試合序盤からボールを握る川崎Fに対しプレッシャーをかけるが、「相手に寄せる前に違う所にボールがあるような感じがしてすごくやりにくかった」とボールの取どころを絞らせない川崎Fのボール回しに後手を踏むシーンが目立つ。

11分には、安部の短いクリアボールを三苫に拾われレアンドロダミアンにつながれると角度のないところから決められ先手を取られてしまう。

失点後も川崎F押し込まれるシーンが続くが、飲水タイム前後からボールを奪うシーンも増えボールを持てる時間帯が増える。37分には、徳島にチャンス。吹ヶと藤原のパス交換から藤原のスルーパスに吹ヶが抜け出しゴール前へクロスを入れるが、垣田にはわずかに合わず。

そんな中迎えた41分、安部と藤田のパス交換をレアンドロダミアンに引っ掛けられてしまうと、狙いすましたシュートを決められ0-2とされる。良い流れがきかけた時間帯に失点しリードを2点に広げられてしまう。

ハーフタイム、「後半、少し修正してボランチが前に出てくることでFWを押し出せるように明確にした(甲本ヘッドコーチ)」こともあり、守備のバランスが良くなり、徳島がボールを持つ時間も増えるようになる。

試合を振り返って「(前半)自分たちのサッカーをする以前に全てに対して受け身になってしまった」と話すのは藤田譲瑠チマ。

49分には決定機。岩尾の縦パスが垣田へ入り左サイドでフリーとなった藤原へ。藤原のドリブルは相手に止められるが、素早くフォローに入った藤田がボールを奪いドリブルで持ち込みシュートを放つ。59分には右サイドで岸本が作ったスペースを浜下と渡井のコンビで崩し渡井のクロスに垣田がヘディングシュート。その後は河田、川上、ジエゴと攻撃の選手を次々と投入し反撃を狙う。しかし、「前へ運べたタイミングで、どうしてもサイドが孤立していて1対1でも勝ててなかったので、最後のの場面に入っていくことが難しかった(渡井)」シュートシーンまではなかなか持ち込むことができず。

結局、試合はそのまま終了。0-2でリーグ戦今季初黒星となった。

試合後、「負けて良かったことは何一つないと思いますけど、負けて感じたことはたくさんあります。それをしっかり持ち帰って、自分たちのピッチに落とし込める努力はしていきたい」と振り返ったのは岩尾憲。また垣田は「今日は自分たちの足りない部分が多く見えた試合でした。その中でも落ち着いてボールを回せる時もあったので、そういう良いイメージをもっと作っていきたいなと思います」と試合を総括。
J1王者を対戦し、肌で感じた経験を次節以降生かしていきたい。

□試合フォト

試合前、東日本大震災により犠牲となった方々黙祷が捧げられた。

(残り 101文字/全文: 1644文字)

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