ヴォルティススタジアム

【横浜FMvs徳島】試合フォトレポート:後半反撃するもゴールを割れず、3連敗。

■明治安田生命J1リーグ第5節
3月17日(水)横浜FM 1-0 徳島(19:03KICK OFF/ニッパツ/4,787人)
得点者:10’前田大然(横浜FM)
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リーグ戦ここまで2分2敗のヴォルティス、初勝利を目指し、今節は一昨年の王者・横浜FMとニッパツ三ツ沢球技場で対戦した。


スタメンは前節から6人変更。DFラインでは岸本、福岡、吹ヶがスタメンに名を連ね、中盤では右に浜下、小西と岩尾が今季初となるボランチを組み、FWには河田が入りリーグ戦初スタメンとなった。

試合開始から前線から激しいプレッシャーをかける横浜FMに対し、長いボールを使いながら相手のプレスを回避しようとする徳島だったが10分、ボールを持ちかえようとした福岡が前田にボールを引っ掛けられてしまい、そのまま持ち込まれゴールを奪われてしまう。

「自分たちがコントロールしているというよりは、相手のプレスによって蹴らされたり、繋がされたり、コントロールされているような受け身のプレーが多かった(岩尾)」と振り返った通り、その後も相手の強力なプレッシャーに対し、なかなかいつものパスワークが生まれない。

前線からの激しいチェイスを受けながらビルドアップを狙う安部崇士

1点ビハインドで迎えたハーフタイム、「慌てず状況見ながらプレーしていこう。3人目の動きを意識すること。ここまで悪くないぞ。勝ちにいこう」と甲本ヘッドコーチに送り出された選手たち。
「守備のところで、自分たちがインテンシティを高めて相手の選択肢を奪った所が一つあります。相手の疲労やポジショニングミスもあると思いますが、一つアクションしたことで、ある程度自由を奪えた(岩尾)」後半、前半よりもボールを握れる試合展開となるが、59分、ヘディングのクリアボールを前田に豪快に決められる。しかしこのプレー直前に、相手選手にファウルがありVARが介入。オンフィールドレビューが行われノーゴールの判定が下される。

69分には藤原に代えて垣田を投入。宮代をサイドに入れ、河田と垣田の2トップに変更。前線の枚数を厚くすると試合の流れは徳島へ傾く。

途中出場の垣田裕暉は前線でボールを収め、試合終盤の攻勢の起点となった。

71分にはこぼれ球を拾った河田がミドルを放つと、77分には決定機。河田が競ったボールから垣田が抜け出し相手をかわしシュートを狙うがわずかにゴール右に外れる。80分には途中出場のジエゴのクロスに宮代が合わせるがわずかに合わず。88分には浜下のクロスをファーサイドで安部が狙う。後半アディショナルタイムには岸本のパスに垣田が抜け出しシュートを狙うと、その直後には河田の丁寧なクロスに垣田が頭で合わせるがシュートは枠外。ラストプレーでは岸本のこぼれ球を浜下がミドルシュートで狙うがわずかに枠外に外れ、試合終了のホイッスル。

後半だけで10本のシュートを放つものの、「自分を含めてもっともっと決める力をつけていかないといけない(垣田)」「僕個人ですごく思っているのは、ゴール前の質を個人で上げていかないと、と強く思っています(河田)」「もっと自分たちが意図を持って、イメージを共有してフィニッシュにまで持っていく形が増えていかないと(岩尾)」と、攻撃に課題を残した1戦となった。

□試合フォト

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