ヴォルティススタジアム

【柏vs徳島】試合フォトレポート:今季初の5失点を喫し、リーグ戦連敗。

■明治安田生命J1リーグ第11節
4月24日(土)柏 5-1 徳島(16:03KICK OFF/柏/4,374人)
得点者:9’呉屋大翔(柏)27’江坂任(柏)30’椎橋慧也(柏)48’仲間隼斗(柏)64’呉屋大翔(柏)74’宮代大聖(徳島)
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ルヴァンカップ・神戸戦から中2日で迎えたリーグ柏レイソル戦。

スタメンはカップ戦から藤田譲瑠チマを除きメンバーを全員入れ替えたほか、垣田裕暉がスタメンに復帰した。

開始直後、宮代が起点となり藤原が得意のドリブル突破からシュートを狙うが、9分、福岡のジエゴへのビルドアップを江坂に引っ掛けられると呉屋に先制点を奪われる。その後もマンマーク気味にファウルをもじさない激しいプレッシャーをかける柏に対し、ビルドアップが上手くいかない時間が続く。給水後の27分にはセットプレーから江坂、30分には椎橋に決められ、前半だけで3点のビハインドとなってしまう。徳島も岩尾がロングボール使いながら両サイドに活路を見出そうとするが、選手間の距離が遠くなってしまい、いつものようなボール回しをすることができない。

ハーフタイム、「まだ45分残っている。顔を上げて戦おう。自分たちのスタイルを捨てないこと。相手を走らせて主導権を握ろう。まずは3点、そして逆転を狙いにいくぞ」とダニエル監督に喝を入れられた選手たち。

後半頭から藤田と杉森に代えてバトッキオと浜下を投入。布陣を変更しバトッキオを高い位置に入れ反撃を狙う。

しかし48分、ジエゴのスローインを相手に奪われクロスを仲間に決められビハインドは4点に。57分には、ジエゴ、藤原に代えて、小西と田向を投入。相手の背後を狙いながら両サイドを押し込み始めるが、64分、カウンターから呉屋に決められ5失点目を喫する。

相手のクリアボールをブロックする形で1点を返した宮代大聖

このままでは帰れない徳島も65分、小西のパスに宮代が抜け出し決定的なシュートを放つと、74分、小西のパスのこぼれ球を相手選手がクリアしようとしたボールに宮代が反応。方向が変わったボールははネットに吸い込まれ1点を返す。

しかしその後は、交代選手をうまく使いながらチーム全体の運動量を維持した柏からゴールを奪うことはできず。試合は1-5の敗戦。今季初の5失点を喫し、リーグ戦は連敗となってしまった。

試合後、「修正するところはたくさんありますが、まずは戦うところです」と指摘したのは小西。また宮代は「もっと相手を観察して一人一人がポジションを取らないと、組織的な守備に対しては崩していけない」、また田向は「今日は求められていることをやろうとした比重が大き過ぎた印象がある」とした上で「ピッチ中でやっている選手たちがもっと感じてプレーすることも必要」とも語った。理想と現実という難題をチームとしていかに乗り越えるのか、チームのリバウンドメンタリティが試される。

□試合フォトレポート

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