ヴォルティススタジアム

【徳島vs名古屋】試合フォトレポート:スコアレスドローも、手応えを感じさせる内容。

■明治安田生命J1リーグ第15節
5月22日(土)徳島 0-0 名古屋(18:03KICK OFF/鳴門大塚/5,738人)
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今節は現在2位につける名古屋グランパスと対戦。
スタメンには古巣対戦となる杉森がスタメンに名を連ねる。一方の名古屋も柿谷がスタメン出場し、山﨑はベンチスタートとなった。

開始からリズムをつかんだのは徳島。テンポのあるパス回しで名古屋のプレッシャーをかわしながらも時には前線の垣田をシンプルに使い、流れを引き寄せる。
最初のシュートは17分、岩尾の縦パスをスイッチにボールを前へ運ぶと杉森が得意の角度からシュートを狙うと、20分にも小西雄大の浮き球のパスに杉森が頭で合わせる。26分にはFKのチャンスから岩尾が壁の下を狙うがシュートはGK正面。42分にも小西のロングボールを杉森がダイレクトで狙い、こぼれ球を宮代が狙うなどチャンスを作る。

古巣との対戦となった杉森考起。「名古屋と試合をするというのは味わったことの無い感覚でしたが、試合中は楽しかったです」と試合を振り返った。

0-0で迎えたハーフタイム。「後半立ち上がりからデュエルで負けないこと。数メートル、数センチにこだわること。そのあとに勝ち負けがついてくるぞ」とダニエル監督が送り出す。

後半開始早々に決定機。ドゥシャンのロングボールを垣田がフリック。拾った宮代が狙うがシュートはわずかに枠外。53分には小西の鋭いクロスボールに杉森がダイレクトで合わせると、59分には岸本のクロスのこぼれ球を岩尾がミドルシュート、67分には小西、宮代が細かいパス交換からゴールに迫る。

試合を優位に進めながらもゴールが奪えない中、最初の選手交代は73分。鈴木徳に代えてバトッキオを投入。名古屋も前線に山崎を入れて攻撃の起点ができ始めると、75分には柿谷に抜け出されひやりとさせられる。

80分にはドリブルする宮代とスイッチした小西が得意のミドルシュートを狙うがわずかに枠外。84分には渡井、佐藤、藤原を同時に投入し攻撃を活性化させる。

しかし名古屋の守備も固く最後まで切り崩せず。試合はスコアレスドローで終了した。

試合後、ダニエル監督は「結果として勝てませんでしたが、チームの振る舞いには満足しています」と試合を総括。また選手たちは「試合を重ねながら上手くできている手応えを掴んでいる(カカ)」「徐々に良くなっているのは間違いない(小西)」「監督のサッカーを選手たちが理解し始め、浸透してきた(杉森)」と、上位チームを相手に着実に手ごたえを感じさせる試合となった。

試合終了後、柿谷曜一朗と山﨑凌吾が挨拶。サポーターから大きな拍手が送られた。

□試合フォト

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