ヴォルティススタジアム

【札幌vs徳島】フォトレポート:前半の好機を生かせず、試合終盤に失点。チームとしての正念場が続く。

■明治安田生命J1リーグ 第21節
6月27日(日)札幌 1-0 徳島(18:08KICK OFF/札幌厚別/5,488人)
得点者:88’オウンゴール(札幌)
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2試合連続無得点で連敗中の徳島。
この日は前回対戦(第13節)で悔しい逆転負けを喫した北海道コンサドーレ札幌と対戦した。
前節からスタメンを2名変更。左SBにジエゴ、中盤に鈴木徳真が入った。


風上となった前半、「相手のプレッシャーもありましたし、ロングボールも多くなってしまいました。ロングボールを蹴った後のセカンドボールもなかなか拾えていませんでした(藤田)」、「プレッシャーを剝がされては自陣のペナルティエリア内まで戻されるシーンが続いた(岩尾)」と、DFラインから前線までの距離が遠くなることでがパスがつながらずミスの多い展開。セカンドボールを拾われ警戒していた左サイドを崩されピンチを招くが、上福元を中心にチーム全体で体を張った守備で防ぐ。

そんな中、26分には相手のパスミスを拾った渡井が左足でシュート狙うがDFに当たりゴールマウスをとらえられず。36分にも決定機。裏を取った杉森ヘバトッキオが浮き球のスルーパスを通す。相手陣深くまで切り込んだ杉森がターンし中央の入ってきた岩尾へラストパスを通すが、岩尾のシュートはカバーに入っていた青木にクリアされてしまう。「ああいうところで僕自身決められる選手にならなくてはいけないですし、そういう要求を自分自身に課してやっていきたい(岩尾)」と試合後に悔しさをにじませていた。41分にはFKのこぼれ球を渡井がミドルシュートで狙うが枠をとらえられず。
前半の終盤は試合を優位に進めたものの、前半はスコアレスで終了。

ハーフタイム、「まずは中盤でボールを落ち着かせること。守備は連動していくこと。スペースを見つけてチャンスをつくりだそう」とダニエル監督に送り出された選手たち。前半で守備での対応が多くイエローカードをもらっていたジエゴに代わり藤田征也を投入。岸本を左サイドに入れ藤田を右サイドに置く形でスタートする。

風下となった後半も前半と同じような試合展開。金子や前線の小柏の突破に手を焼きながらも、チーム全体で粘り強く対応する。
膠着状態を打開すべく、60分には渡井に代えて西谷を投入。バトッキオを中に入れて西谷を右サイドに入れると、65分には杉森に代えて浜下を投入。75分にはバトッキオ、鈴木徳真に代えて宮代、藤田譲瑠チマを投入。すべてのカードを使い切りゴールを目指す。81分には決定機。西谷が裏へ抜け出しクロスを入れると垣田がニアで合わせようとするがクリアされてしまう。

そんな中迎えた88分、左サイドを崩されクロスを入れられると、駒井に対応した岸本がクリアしようとしたボールが福岡に当たってしまい失点を許してしまう。

1点ビハインドとなった中、前線にカカを上げるも、効率的に攻撃をすることができず。試合終了のホイッスル。

「現状なかなか得点の形が見えていないので、どういう形でもいいので1点取れればまた何か変わる部分があると思う(渡井)」
「もっと積極的に押し込んだらシュートを打つなりクロスを上げるなり縦パスを入れるなり、横パスだけではなく勝負のパスを入れていかないと(垣田)」
「試合を通してシュートチャンスもシュート数も少ないので、そこを増やしていかないといけない(藤田)」

3試合連続無得点を打開できるか。チームとしての正念場が続く。

□試合フォト

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