ヴォルティススタジアム

【仙台vs徳島】試合フォトレポート:石井の劇的ゴールで7試合ぶり勝利!残留を争う仙台との直接対決を制する。

■明治安田生命J1リーグ 第31節
9月25日(土)仙台 0-1 徳島(14:03KICK OFF/ユアスタ/4,613人)
得点者:90’石井秀典(徳島)
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リーグ戦も残すところ9試合。今節は勝点差1に迫る18位・ベガルタ仙台との残留争いの直接対決となった。

スタメンには、前節出場停止だった岸本が復帰し、最前線は移籍後初スタメンとなるバケンガが入った。

お互いに4-4-2でスタート。4分、鈴木の素早いリスタートに西谷が反応し抜け出しチャンスを作るが、その後は「仙台さんはディフェンスを中心に組み立ててくるチーム(ダニエル監督)」ということもあり、岩尾、鈴木のボランチのパスコース消しながらサイドバックに激しいプレッシャーをかける仙台に対し、なかなかボールをいい形で前線に入れることができない。そんな中「(前半)あの展開で何も変化せずにやり続けると体力も含めて非常に厳しい展開になると思った(岩尾)」と判断し、「最終ラインに落ちてボールを維持しながら自分たちの休む時間を作るという意図もありました」と体力の消耗を避けながらゲームを展開させる。仙台が押し気味にゲームを進める中、31分には徳島の決定機。岩尾のロングフィードから西谷が抜け出しシュートを狙うが、シュートはDFにブロックされてしまう。

前半の決定機。岩尾のパスに抜け出した西谷和希のシュートシーン。

0-0で迎えたハーフタイム、ダニエル監督は「単調な攻撃にならないように。もっと激しく、残り45分で全て出し切ること」と選手たちを送り出す。

後半も最初にチャンスを作ったのは徳島。49分、中盤でボールを拾った浜下から左サイドからを崩すと、福岡のクロスにバケンガが頭で合わせるが合わず。最初の交代は60分、一美に代えて垣田を投入する。63分には、ライン間でボールを受けた垣田のポストプレーから鈴木のパスにバケンガが抜け出しシュートを狙うと、64分には鈴木がミドルシュートを放つがわずかに枠外。膠着状態が続く中、2度目の交代は81分、小西とジエゴを投入し、攻撃的な選手を入れゴールを狙いに行く。
そんな中試合が動いたのは90分。浜下の仕掛けから得たCK。岩尾のボールをバケンガが頭で合わせると、GKがはじいたボールを石井が押し込みついにゴールを奪う!

最後まで集中した守備で仙台に勝利し7試合ぶりの勝利を挙げたヴォルティス。

「今日は目標としているJ1に残留するために精神的に後押ししてくれる勝点3だったと思います。次節の鳥栖戦も難しい試合になると思いますが、勝点3を目指して戦っていきたいと思います(ダニエル監督)」と、残りの試合に全力を尽くす。

決勝ゴールについて「(得点直後は)オフサイドと言われていましたし(笑)、喜ぶに喜べなかったですけど入ってよかったです」と話す石井秀典。

 

□試合フォト

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