ヴォルティススタジアム

ダニエルポヤトス監督「みんなが一つになって戦いたい」福岡将太「相手選手の特徴に適したプレーを選択したい」鈴木徳真「中盤を制圧するくらいのパフォーマンスでチームに勢いをもたらしたい」ーJ1第31節・鳥栖戦に向けたコメントー

〇福岡将太選手

Q:最近のサイドバックでのプレーが増えていますが。
「相手の状況によりますけど、3バックを形成した方がいい場合はもちろん3バックのイメージでやっていますが、仙台戦に関しては3バックがあまりはまっていない感じがしていたので、後半岩尾選手が間に入る形になりました。僕としては西谷選手にボールが入った時にチャンスになるし攻撃のスイッチが入ると感じていたので、そこにボールが入れやすいようなポジション取りを意識していました」

Q:そういった動きは指示があって動くのか、ピッチ内で判断していることですか?
「だいたい岩尾選手が上手くいっていないと思った時に下がって入るんですけど、去年からやっていたこともありますし、どのポジションに落ちるのかにもよりますが、そのポジションの人が上手く離れて連動してプレーすることは結構理解できている印象です」

Q:石井選手の存在について
「石井選手の存在が大きいです。心強いですし、プレーしやすいですし、助かる部分が本当に多いです。お互いの特徴を理解していますし、その特徴にあったプレーを選択できています。2人の関係だけではなくてみんながどうアクションするのかうまくできていると感じています」

Q:鳥栖戦に向けて
「相手のプレスが速いので、そこをどううまくかいくぐれるかが大事になると思います。後は前に対するスピードもありますし、(ロングボールを)蹴ってくるチームではないので、不用意に飛び込んだり、もちろん球際でいくところはいかないといけませんが、相手選手の特徴に適したプレーを選択しないと仕留められてしまうので、チーム全体で意識して戦っていきたいです」


〇ダニエルポヤトス監督
Q:仙台戦を振り返って。
「後半、一美選手とバケンガ選手どちらを交代させるのか正直迷っていました。その中でどちらかと言えば一美選手の方が疲労している印象がありましたので、バケンガ選手をピッチに残しました。最終的には、そのバケンガ選手がゴールにつながるヘディングシュートを放って勝利に貢献してくれました」

Q:対戦する鳥栖のストロングポイントについて。
「ゲーゲンプレスのように前線の選手たちがしっかりと頑張るところが彼らの強みだと思います。内側のコンビネーションもしっかりしていますし、鳥栖さんが上位にいることも全く驚きではないです。上位に値するようなプレーを毎試合されていると思います」

Q:走力のある鳥栖に対してどう戦うのか?
「徳島としてはボールを持ちたいですし、ボールを速く動かして相手を走らせる必要があります。ボールを止めてしまうと相手も止まって休む時間を与えてしまいます。そしてその中でリズムを出してコンビネーションを出していくことが必要ですし、そのリズムもいつもよりも早いリズムでやる必要があると思います」

Q:ホームゲームに向けて一言お願いします。
「仙台戦で勝利を掴むことができましたし、チームに力を与えてくれました。先日の川崎F戦は内容的には良かったですが結果的に負けてしまい、ファン・サポーターの皆さんを悲しい思いで帰宅させてしまいました。鳥栖戦では、スタジアムを可能な限り満員にしていただいて、いつもお願いばかりで申し訳ありませんが、温かい応援をいただければチームのパワーになりますし、『We are one』といつも言っていますが、本当にみんなが一つになって戦いたいと思います」


〇鈴木徳真選手

Q:今節はハードワークが特徴的な鳥栖が相手となります。
「チームのスタイル的にはボールを持って相手を走らせるスタイルなので、それを貫きながら、個人的には相手の強みである球際や走力の部分をカバーして、中盤を制圧するくらいのパフォーマンスでチームに勢いをもたらしたいと思っています。攻撃に関して言うと、自分の周りには個の能力が高い選手が揃っているので、極力前でプレーさせてあげられる状況をつくって、結果を出してもらいたいと思います」

Q:やはり相手を走らせるという感覚で試合を進めたいですか?
「そうですね。ただ相手も同じことをしてくると思うので、そこで大事な要素となるのが球際の攻防で、いかにルーズボールを回収できるかや、いかに相手が嫌がるプレッシャーをかけていけるかがポイントとなってくると思います。自分のところで相手を上回ることができれば、試合を優位に進められると思います」

Q:シーズンは終盤戦です。残留争いも激しさを増してきました。
この時期のこの順位で残りの試合数を考えると、鳥栖に勝って連勝できれば非常に大きな意味を持つと思いますし、とにかく1点でいいから相手を上回って勝つことが一番重要だと思っています。
おそらくファンの方々は内容も求めていると思いますが、僕らとしては『絶対に残留したい』という想いが強ので、仮に内容が悪かったとしても、とにかく勝負だけにこだわって次の試合も今後の試合も戦っていきたいと思います。終盤戦は本当にチームの雰囲気が良ければ、それが勢いとなって勝点に繋がってくると思うので、その雰囲気をつくるためにも鳥栖戦は何としても勝ちたいと思います」

Q:結果のためにスタイルを捨てる時間帯もでてくる可能性はありますか?
「自分たちのサッカーが出せても勝てない時はいっぱいありましたし、だからこそピッチ上で起きている現象に対して、どのようにアプローチをしていくかで、勝つ確率を上げることに繋がると思います。そのパーセンテージを上げる作業をとにかく繰り返し行っていかなければならないと思います。形だけやっていても絶対にJ1では勝てないので、ピッチで何が起きているのかをしっかり観て、勝つ確率を上げられるプレーを選択していきたいと思います。そういうプレーが残り5分やラスト1プレーで明暗を分けることになるかもしれません」

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