ヴォルティススタジアム

「1年目から試合に出るつもりでいますし、自信を持って徳島を選ばせてもらった」~田中颯選手(京都産業大学) 来季加入会見~

10月7日(水)、京都産業大学体育会サッカー部・田中颯選手の記者会見が行われた。

会見には田中 颯選手、徳島ヴォルティス 谷池強化部長、京都産業大学体育会サッカー部 白井監督が出席した。


〇谷池洋平 強化部長
「本日はこのような素晴らしい会見場をご用意いただきありがとうございます。多くの方にお集まりいただき素晴らしい場になると思います。
まずはじめに、これまで田中颯選手の育成に携わってこられた京都産業大学さんをはじめとした関係者のみなさま、そして田中選手の家族の皆様に感謝申し上げます。
また、プロの選択をした際に、我々のクラブを選んでいただき感謝しています。ありがとうございます」


〇白井淳体育会サッカー部監督
「本日はお忙しい中、盛大な入団会見を開いていただきありがとうございます。京都産業大学としても、田中の入団に関しては大きなニュースです。これからサッカー部が飛躍・発展していくための大きな一歩になると思います。
田中本人ですが、入学時から目標にしていたプロに入ることができ非常に満足しています。徳島さんには長い間田中を追いかけてもらっていました。そういう意味でも本人にとってもいいクラブだと思います。長い期間見ることによって、田中の良い所・悪い所全てを承知した上でオファーをいただきました。
私もGK出身なので細かい注文もしていたのですが、本人も意欲がすごく高くてそこにこたえてくれて、4回生でも非常にいい成績を出してくれています」


〇田中颯選手
「京都産業大学体育会サッカー部の田中颯です。本日はこのような記者会見の場を用意していただき、ものすごく感謝しています。改めてたくさんの方に応援していただいていて、大学を代表してこのような場に立たせてもらえることに感謝しています。
そして今日はチームメイトも会見を見に来てくれています。リーグ戦の一番大事な時期です。プラスに持っていけるようにこの場で自分の意志を再確認して、残りの大学生活に生かしていきたいと思います」

~質疑応答~

Q:ご自身の強み・アピールポイントを教えてください。

「自分のアピールポイントは、試合の中でリーダーリップが取れることと攻守でチームに貢献できることです」

Q:『リーダーシップを取る』ということですが、どういうことを心がけていますか?
「自分が東京Vの下部組織でプレーしていた時からそこはずっと取り組んできた部分です。プレーの内容だけではなくピッチ内外での立ち振る舞いも含めて、チームをいい方向へ持っていける力が、いろいろな人のおかげで付いたんじゃないかと思います」

Q:来季から入団される徳島の印象について教えてください。
「今年からダニエルポヤトス監督になってすごく攻撃的なサッカーをされています。常に新しいことにチーム全員が前向きにチャレンジしていると感じました。練習参加した時も若い選手が多く活気があって、試合に対するモチベーションや戦い方、細かい戦術がはっきりしていたので、自分のスタイルにも合っているように感じましたし、そういったところで自分の良さを出していければいいと思います」

Q:大学の4年間で学んだこと。成長したことは?
「多くのことを学ばせていただきました。関東から関西へ来たこともそうですが、初めて親元を離れて自分でいろいろなことに対して向き合っていくこと、そしてサッカーのスタイルも高校までいたチームとは180度違うチームスタイルでした。自分にとってはプラスの経験でしたし、人間性とサッカーの部分両面で成長できたんじゃないかと思います」

Q:初年度の目標は?
「1年目から試合に出るつもりでいますし、自信を持って徳島を選ばせてもらったので、リーグ戦・カップ戦に出場を目指して、チームの勝利に多く貢献できればいいなと思っています」

Q:将来の夢を教えてください。
「将来的な目標はJ1で一番優れたGKになることです。(今Jリーグには)韓国やヨーロッパから優れたGKがたくさん来ている中で、いろいろな要素を持って活躍できるGKになりたいです」

Q:谷池強化部長にお聞きします。田中選手を長い間見てこられていたということだが、どんなところが良くて獲得に至ったのか?

「大学1年生のころから試合に出場していたので注目していた選手の一人でした。成長を見守る中で、我々の編成上必要な選手と田中選手の特徴が合致したので、我々は獲得しにいくことを決めました。
今年クラブはJ1に昇格して難しい戦いが続いていますが、1つはボールを握って主導権を握るスタイルを目指しています。その中で田中選手の足元のビルドアップの能力やキックの技術が優れていることがまず大きなオファーを出したポイントの1つです。6月22日~25日に練習参加してもらいましたが、練習の中で我々が思っていたビルドアップの能力を間違いなく発揮してくれました。そして彼にリーダーシップがあることももちろんわかっていましたし、練習参加した4日間の中でもずっと我々の一員としてプレーしているような、後ろからの声やDFラインへの指示も含めて、非常に素晴らしい振る舞いをしてくれたと思っています。我々の強化・スカウトのみならず、現場のスタッフも非常に高く評価しました。自分の特徴をすぐに発揮してくれたので、早い段階で獲得のオファーを出しました」

Q:田中選手の人柄は?
※白井監督が回答
「サッカーに対しては純粋で、僕もいろいろな選手を見てきた中でGKにとって必要なのかこだわりを持ちながら柔軟性を持つことがプロとして必要になると思っています。そういったところを吸収できるようになればいいなと思って指導してきました。本人もすごくオープンマインドで人柄もいいと思います」

Q:GKとして参考や目標にしているGKはいますか?
「たくさんいますが、海外もJリーグも見ますが、C大阪のキムジンヒョン選手や横浜FMの高丘陽平選手は注意深く見ています」

Q:理想のGKについて
「誰もが認める、圧を感じるような選手です。それは味方も相手も、スタジアムで見ている人も、全員がパッと見た時に感じる存在感や圧が大事なんじゃないかと思います」

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ