ヴォルティススタジアム

【横浜FCvs徳島】試合フォトレポート:同点に追いつく粘りを見せるも、自分たちの流れを生かせず。3試合ぶりの敗戦。

■明治安田生命J1リーグ 第32節
10月16日(土)横浜FC 5-3 徳島(14:03KICK OFF/鳴門大塚/5,645人)
得点者:9’松尾佑介(横浜FC)20’サウロミネイロ(横浜FC)35’岩尾憲(徳島)45+6’サウロミネイロ(横浜FC)56’垣田裕暉(徳島)66’垣田裕暉(徳島)68’高木友也(横浜FC)90+2’渡邉千真(横浜FC)
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リーグ戦も残り7試合。今節は最下位ながらここ2試合は横浜FMに引き分け鹿島に勝利し残留への執念を見せる横浜FCと対戦した。

スタメンは前節から同じメンバーで臨んだ。
雨模様の中試合はスタート。最初のチャンスは6分、裏を取った浜下に岩尾がスルーパス。浜下、岸本がクロスを入れゴールを狙うが、9分、バケンガが後方からのタックルでボールを奪われると素早くつながれ松尾に決められ先制点を奪われると、20分には中盤でボールをひっかけられるとサウロミネイロに持ち込まれ2点のビハインドとなってしまう。

反撃したい徳島も35分、DFとMFの間でボールを受けたバケンガが競り合ったこぼれ球を西谷が拾い、思い切りのよいミドルシュートを放つと、はじいたボールに岩尾がいち早く反応し1点を返す。

2点のリードを許した後、西谷のシュートから岩尾が押し込み、反撃の狼煙となるゴールを決めた場面。

前半アディショナルタイムには石井がサウロミネイロと競り合った際に脳震盪となる中、ボールへプレッシャーをかけきれず、サウロミネイロに抜け出され3失点目を喫してしまう。

ハーフタイム、「このゲームを諦めないこと。今一度自分たちのやるべきことに集中して入ろう。気持ちが大事だぞ」と選手たちを鼓舞するダニエル監督。前半終了間際に脳震盪の石井と浜下に代えてドゥシャンと宮代が投入される。

後半は開始早々から徳島ペース。「相手の5バックの中でトップ下のところをボランチが見切れず、スペースが空いてくるということがあったので、そこのスペース有効的に使えたらという狙いでした(垣田)」が話す通り、DFラインの前のスペースをうまく使いながら攻撃を仕掛ける場面が続く。
そんな中、56分右サイドのスペースに宮代が流れクロスを入れると垣田が合わせ1点差に詰め寄ると、62分には岸本のクロスにバケンガ、66分には岸本のサイドチェンジから西谷が左サイドの深い位置からクロスを入れると、ファーサイドで垣田が合わせついに同点に追いつく!

同点ゴールを決め喜ぶ垣田。

しかし同点に追いついた直後、ドリブルする高木のボールに寄せきれずにいるとミドルシュートを決められ再びリードを奪われてしまう。
再びリードを奪われた中、72分、岸本のクロスにドゥシャンが合わせるもわずかに枠外。何としても追いつきたい徳島は76分、バケンガに代えて一美を投入。1点を追い前がかりになり最後までゴールに迫ったものの横浜FCのディフェンスを崩せず。後半アディショナルタイムには、前がかりになったところを渡邊に決められ万事休す。3-5での敗戦となった。

試合を振り返って「1点差で食らいつくことができなかった(宮代)」、「1-2や3-3になって自分たちに流れが傾いた節目のタイミングを上手に使えなかったと思います。今、相手がどうなっているのか、その流れをしっかりと見て、そこでどのようなプレーを選択するべきかが大事だと思います(鈴木)」と話した選手たち。

また、「ここで下を向いていても仕方ないので、次の試合に向けた準備はもう始まっているのでいい準備をしていきたい(垣田)」「細かい点はしっかり反省して次の試合に臨みたい(ジエゴ)」と残り6試合に向けて前を向いた。

試合後、雨の中アウェイまで駆けつけてくれたサポーターに挨拶する選手たち。

□試合フォト

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