ヴォルティススタジアム

【湘南vs徳島】フォトレポート:強かに戦い直接対決を制す。残留の行方は最終節へ。

■明治安田生命J1リーグ 第37節
11月27日(土)湘南 0-1 徳島(14:03KICK OFF/レモンS/6,428人)
得点者:66’岸本武流(徳島)
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リーグ戦も残り2節。今節は、勝点差3の15位・湘南との残留に向けての大一番を迎えた。

試合前には急逝した湘南・オリベイラ選手へ黙祷が捧げられた。

前節からスタメンは1人変更。出場停止になったジエゴに代わり田向泰輝が入った。

お互いに負けられない試合ということもあり、静かな立ち上がり。やや構えて布陣し前線の2トップが岩尾のパスコースを消す湘南に対し、徳島はDFラインから慌てずにボールをつなぎ、時には前線の垣田へのロングフィードを使いながら相手のDFラインを下げさせボールを運ぼうとする展開となる。

最初の決定機は20分。相手GKのクリアミスを拾った垣田がエリア内に侵入した西谷へつなぐと西谷が左足でゴールを狙う。29分は右サイドで抜け出した垣田がクロスを入れると、オーバーラップしてきたカカがゴールに迫ると、38分には垣田のクロスに西谷が飛び込むがわずかに合わず。両チームともに大きなチャンスは少なく前半は0-0でハーフタイムへ。

試合中、田向と話し合う岩尾

「全体的に悪くないので、もう少し力を出して、恐れずにリズムを出していこう。絶対にチャンスはくるので、そこで必ず仕留めること」と選手たちを送り出すダニエル監督。

後半最初のチャンスは50分。西谷のクロスを垣田が落とし岩尾がミドルシュートを放つと、51分には西谷のパスカットから岸本のクロスに垣田と西谷が飛び込む。60分には西谷のクロスに宮代が合わせようとするが合わず。

膠着状態が少しずつ崩れる中、最初に動いたのは徳島。63分、鈴木徳真と垣田に代えてバケンガと杉森を投入。「よりスピード感を出していきたい(ダニエル監督)」と杉森を右サイドに入れ、宮代を内側に配置する形に変更する。
そんな中迎えた66分、左サイドで岩尾とのワンツーで抜け出した西谷が宮代へつなぎCKを得ると、デザインされたCKから岩尾はクイックリスタートでエリア外の宮代へライナー性のボールを入れる。このボールを宮代がふかさずにうまくミートすると、シュートはGK谷に弾かれたものの「『こぼれてこい』と願っていたらこぼれてきたので、気持ちで押し切った」とユニフォームを引っ張られながら岸本が押し込む!

狙い通りの形で先手を取ったヴォルティスは前がかりになる湘南に対しボールを保持しながら強かにゲームを進める。82分に藤田征也、87分には内田航平と一美を投入。内田をCBの中央へ入れ逃げ切りを図る。湘南の反撃を振り切り最後まで集中力を切らさずタイムアップ!

この結果、勝点を36に伸ばし湘南と並び最終節を迎える。J1残留への道は、勝利して他会場の結果を待つこととなる。

「今年最後のゲームとなるので、みんなで勝利を掴み取って、後は天命を待ちたい(岩尾)」
「ラスト1試合なので、すべてを出し切ることが大事(岸本)」
「本当に意地でも勝って残留を決めたい(鈴木徳)」
「笑って終えられればベストだと思いますので、もう一回みんなで助け合って戦っていきたい(田向)」
「ホームですしサポーターの応援を受けながら全力で戦いたい(宮代)」

チーム一丸となって、リーグ最終節を迎える。

□試合フォト

(残り 107文字/全文: 1546文字)

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