ヴォルティススタジアム

【徳島vs金沢】試合フォトレポート:大きな可能性を感じさせるも、悔しいスコアレスドロー。

■明治安田生命J2リーグ 第1節
2月19日(土)徳島 0-0 金沢(14:03KICK OFF/鳴門大塚/3,992人)
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2022シーズンの徳島ヴォルティス。J1を目指す長く険しい戦いが始まった。
スタメンは新加入4選手(復帰した安部を含めると5選手)が入りフレッシュなメンバーでキックオフとなった。

前半、「全体を通してコントロールできた試合でしたし、特に前半は良い流れで進めることができた(ダニエル監督)」が試合後振り返ったように、両サイドのスペースをうまく使った徳島がペースを握る。開始早々GK長谷川からの素早いキックから西谷がドリブルで持ち込みチャンスを作ると、20分には決定機。新井のスルーパスに渡井がラインブレイク、ゴール前まで持ち込み左足でシュートを狙う。24分には内田のサイドチェンジから西谷が得意の形からシュート。39分にも新井の浮き球パスに浜下がヘディングし、こぼれ球を藤尾、浜下が連続してシュートを放つがいずれもゴールにはならず。いい流れの中でゴールが奪えず、0-0でハーフタイムへ。


後半も序盤は徳島ペース。47分に浜下がドリブルで相手をかわしクロスを入れると、直後のCKではニアですらしたボールが新井の足元に入るがシュートは打てず。
しかし、金沢が守備の修正をしてきたこともあり前半ほどスムーズにボールを動かすことができなくなる。そんな中均衡を打開すべく交代カードを切る。67分に藤尾に代えてバケンガを投入すると、74分には渡井がドリブル突破で相手陣内に侵入しチャンスを作る。78分には浜下と渡井に代えて坪井とプロデビュー戦となるオリオラサンデーが投入される。

試合終盤はややオープンな展開となり両チームゴール前での攻防が多くなる。アディショナルタイムには、オリオラサンデーのドリブルからクロスをバケンガ、西谷が合わせるがわずかに合わず。直後のCKでも坪井が頭で合わせるがゴールマウスはとらえられず。

結局試合はそのまま終了。0-0のスコアレスドローで終了した。

試合後「金沢が8人でしっかりとブロックを組んでいたのでなかなかそこを突破できなかった。守備を崩すためにはボールを速く動かし、生まれたスペースを攻略しなければなりません(ダニエル監督)」、また西谷も「ボールを保持していたらOKというわけでなく、やはりどうやってゴールにつなげていくのかが大切なので、監督や選手同士でしっかりとアイデアを出し合いながら、良い方向へ進めるように努力します」と今後の課題を口にした。

J1復帰を目指す濃密な2022シーズンが始まった。

□試合フォト

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