ヴォルティススタジアム

【琉球vs徳島】試合フォトレポート:苦しい試合展開の中、ラストプレーで追いつき勝点1をもぎ取る。

■明治安田生命J2リーグ 第19節
5月29日(日)琉球 3-3 徳島(18:33KICK OFF/タピスタ/2,033人)
得点者:38’一美和成(徳島)45+3’清武功暉(琉球)52’中野克哉(琉球)85’白井永地(徳島)86’富所悠(琉球)90+6’新井直人(徳島)
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7連戦の5戦目。今節はFC琉球とのアウェイマッチ。
スタメン前節から4人変更。一美、長谷川、エウシーニョ、西野がスタメンに名を連ねた。

気温 28.5℃、湿度 70% の厳しいコンディションの中キックオフ。

開始3分、エウシーニョのビルドアップから長谷川、一美を経由し右サイドへ展開。白井のクロスを児玉がシュートを狙うと、22分には内田のスルーパスからエウシーニョがオーバーラップし中へ折り返すが合わず。26には決定機。エウシーニョが相手のプレッシャーをかわして最後は児玉がシュートを狙うがGKがセーブ。そして37分、李栄直に児玉が鋭いプレッシャーをかけボールを奪うと児玉がエリア内で倒されPKを獲得。これを一美が落ち着いて決め先制点を奪う。

落ち着いてPKを決めた一美

しかし前半アディショナルタイムにPKを与えてしまい清武に決められ1-1に追いつかれてしまう。
ハーフタイム、「厚みをもってゴールを狙おう。相手に走り負けないように。前向きな選手をつくれるようにボールを動かしていくこと」と指揮官に送り出される選手たち。

51分、左サイドを崩されCBを引き出され陣形を崩されると中野にミドルシュートを決められ逆転を許してしまう。失点後、徳島ベンチもすぐさま動く。56分には西谷と児玉に代えて杉森と渡井を投入すると、65分には一美とエウシーニョに代えて新井と藤尾を投入。67分にはこぼれ球を拾った渡井がドリブルで持ち込みシュートを放つが李にブロックされる。直後のCKではカカの落としタボールに杉森が合わせるが相手にブロックされてしまう。78分には最後のカードとして安部に代えて櫻井を投入。3バックに布陣を変更しより前に人数を多くかけてゴールを目指す。

両チームとも体力を消耗し試合終盤は両ゴール前での攻防が多くなると85分、杉森のドリブルから長谷川の縦パスからゴール前で混戦になると「まずゴール前へ入っていく事を意識しました。負けている状況だったので、前向きの状態でゴールが見えたので迷わず振りました」と白井がシュートを突き刺し2-2の同点に追いつく。しかしその直後、ボールをクリアしきれず相手に渡してしまうと富所にミドルシュートを決められ再び逆転を許す。

再びリードされた徳島も最後までゴールを目指す姿勢を崩さない。後半アディショナルタイムには白井のクロスにカカが合わせるがこれはGKにセーブされる。しかし90+6分、杉森のシュートからCKを得ると、CKから「自分のマークが距離を空けていてアバウトにマークしていたので、我慢して、我慢してパワーを持って入ることを意識していました」と新井が頭で合わせ同点に追いつく!試合はそのままホイッスル鳴らされ3-3で終了。苦しい試合展開の中、土壇場で勝点1を得た。

沖縄まで駆けつけてくれたサポーターに挨拶する選手たち。「この暑さの中、沖縄までわざわざ足を運んでくれて本当にありがたかったですし勝利を届けたかった」とは長谷川雄志。

□試合フォト

(残り 101文字/全文: 1607文字)

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