ヴォルティススタジアム

【徳島vs群馬】ダニエルポヤトス監督記者会見コメント「勝利により選手とファン・サポーターのつながっている姿を見ることが私の喜びなので、後半戦はひとつでも多くの勝利を皆さんに届けたいと思っています」

■明治安田生命J2リーグ 第23節
6月26日(日)徳島 1-0 群馬(18:03KICK OFF/鳴門大塚/3,812人)
得点者:77’ムシャガバケンガ(徳島)
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○ダニエルポヤトス監督
群馬は素晴らしいチームで、天皇杯では浦和にも勝利していますし、今日は難しい試合になると理解していました。しかしそのような相手にも、選手たちは完璧な試合をしてくれたと思っています。群馬は守備のオーガナイズが上手いチームですが、選手たちは良い攻撃をし、ダメージを与えていたと思います。今日の勝利はヴォルティスにとって重要な勝利だったと思っています。

Q:アンカーに入った白井選手のポジショニングがとても工夫されていましたが、準備していたものだったのですか?

前半戦と今の群馬ではチームが変わっています。前半戦では前からプレスをかけていましたが、今は4-4-2で中央を閉めながらブロックを作っています。ですから、私たちはインサイドハーフのところでフリーマンを見つけ、サイドで2対1になるような攻撃を考えていました。その中で白井選手のポジショニングですが、なかなか相手が崩れなかったので、スタッフの助言と白井選手の判断によって変化を付けることで、良い形のビルドアップができるようになりました。

Q:バケンガ選手はここまで苦しんでいたと思いますが、結果が出たことについて監督はどう思いますか?

彼は働き者で、プロフェッショナルの鏡だと思っています。ここまで決定機に決め切れない状態が続いていましたが、それでも腐らず、投げ出さず、常にチームのことを考えた振る舞いに、私は共鳴を受けています。
ゴールが決められないということは世界中のFW全員が苦しむ点ですが、今日のゴールをきっかけにしてチームに活力を与えてくれるだろうと思っています。ゴールこそ決められませんでしたが、彼は先日の柏戦から良いパフォーマンスを見せてくれていたので、彼の姿勢全てに満足しています。

Q:今日、サポーターはチームが何を表現してくるのか期待していたと思います。試合を終え、彼らに何を伝えたいですか?

ファン・サポーターの皆さんがクラブにとって必要な存在であるということは十分承知しています。今日も試合の終盤には難しいジャッジがありました。しかし、そんな時にも皆さんがチームに活力を与えてくれました。前半戦を終えて思うような勝点を取れていないことに対し、私が先頭で皆さんの批判を受ける立場にあります。しかし後半戦は前半戦で勝てなかった分も皆さんに喜んでいただけるようにチームを進めていきます。

Q:固く中央を閉じていた群馬に対して、攻撃面ではどのような部分が効果的でしたか?

選手たちが試合の流れを読んでくれたことです。相手が後ろに沈む(引いて守る)ということはわかっていましたが、サイドの浜下選手や杉森選手のところでダメージを与えられると思っていました。後半は児玉選手が内側に絞って、エウシーニョ選手がサイドエリアからダメージを与えられるということも伝えていました。そして決定機を逃さず決め切れたことが最大のポイントでした。

Q:無失点で終えた守備に関して、良かった点はどこでしたか?

ボールの有る無しにかかわらずインテンシティ、プレー強度だと思います。柏戦も素晴らしかったのですが、継続してチームが表現してくれた点が良かったと思います。プレー強度が無ければ、どのチームにも勝つことができません。

Q:あらためて、勝利の感想をお願いします。

素直に嬉しいです。勝利が全てのことに影響してくると思います。勝利により選手とファン・サポーターのつながっている姿を見ることが私の喜びなので、後半戦はひとつでも多くの勝利を皆さんに届けたいと思っています。

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