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【プレビュー&レポート】2012 Jリーグヤマザキナビスコカップ 準決勝第2戦 清水エスパルス対FC東京 プレビュー&練習レポート(2012/10/10)

清水のプレッシングを意識した練習

三日後に清水エスパルスと対戦するナビスコカップセミファイナル、2ndレグを控えたFC東京は10日、小平グランドにて午前練習をおこなった。

フィールドプレーヤーとゴールキーパーを分けた最初の時間帯では、フィールドプレーヤーに対してはボランチをひとりにした(9対9)+2の変則ゲームを実施。展開が詰まりそうなところでのサイドチェンジとそのサポートを要求する声がランコ ポポヴィッチ監督から飛ぶ。ディフェンスラインでの廻しからボランチに入れ、サイドバックがオーバーラップ、タテに入れたパスにフォワードが呼応してウラに抜ける──という、狙い通りの場面に「ブラボー」を発しても手綱は緩めず、すぐに「プレー(止まらずにつづけろ)」「セット(ポジションを取り直せ)」と指示がつづく。従来の東京サッカーを磨き、熟成させる意味も、もちろんある。

しかし肝となっているのはプレッシング対策だ。前回J1第25節、来るナビスコと同じ日本平で対戦した際には、キックオフ直後から清水のプレッシング、出足の速さに苦しんだ。清水役を担当するビブス組の強力なプレスをかいくぐり、いかに攻撃するか。逆に相手ボールになったときには、清水以上の鬼プレスでボールを奪い、戦えるか。
「毎日のトレーニングのなかでプレッシャーを厳しくということはいつも言っていることなのですけれど、きょうは特に意識して、対戦相手を考えながら、というところはありました」(ランコ ポポヴィッチ監督)

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