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【レポート】2012 Jリーグディビジョン1 第30節 FC東京対コンサドーレ札幌 速報 マッチレポート(2012/10/27)

2012年10月27日 17:04キックオフ 味の素スタジアム
FC東京 対 コンサドーレ札幌(リーグ:7勝0分0敗)
[入場者数]20,696人 [天候]晴、弱風、気温17.0℃(キックオフ時18.3℃)、湿度54%(キックオフ時48%) [ピッチ]全面良芝、乾燥 [試合時間]90分
【マッチコミッショナー】星野務【主審】今村義朗
<勝ち点41→44>FC東京5-0(1-0)コンサドーレ札幌<勝点14→14>
【得点者】チャン ヒョンス(17分)、田邉草民(47分)、石川直宏(59、64分)、ネマニャ ヴチチェヴィッチ(81分)

5-0で圧勝! 30本のパスをつなぐセクシー東京!!

○試合前コメント ランコ ポポヴィッチ監督

相手がどう戦うかも重要ですが、より大切なのは自分たちらしく戦えるかということです。今シーズンでこの一戦がいちばん難しい試合になるかもしれません。
というのも、コンサドーレ札幌には失うものがない。
試合の入りから闘争心をあらわにして、相手にやらせないこと、極端に言えば一度もボールに触らせないつもりで戦わないといけません。
ここのところ、わたしたちは、リードされて相手チームを追う展開の試合をつづけています。最初にやらせてはいけない。
しかし相手に先制点を許さないからといって守りに入るのではなく、自分たちのサッカーを貫く、そういう意識を持ったうえで無失点に抑えたい。結果を求めて戦いたいと思います。

精神的な強さが問われる一戦になるでしょう。
相手は圧力から解放されて伸び伸びとしていますから、タフな試合になると思います。
チャンピオンズリーグの決勝を戦うつもりで試合に入っていきたい。
そうした姿勢を試合開始から見せれば、有利に運ぶことができると思います。

ファーストハーフ

3-4-2-1のコンサドーレ札幌への対応を4-2-3-1に決めたFC東京。高橋秀人と米本拓司のドイスボランチは横並びで、基本的には高橋が後方を意識して米本が前へと出ていくが、高橋が前進したときは米本が後方をカバーしてバランスをとる。
2センターバックとボランチのひとりが中央のバイタルエリアを締め、ゴールキーパーの権田修一が「手も使えるスイーパー」として機能し、両サイドバックが頻繁にオーバーラップするポジショニングは理想に近いかたちで、傍目にも美しい。
東京は序盤から主導権を握り、ボールを支配。札幌はカウンターとセットプレーに活路を見出すという、戦前の予想通りの展開となった。
開始2分、ルーカスが梶山陽平からのパスを右ポストに当てるシュートを挨拶がわりに放つと、次々に決定機をつくる。かたや札幌は右シャドーの17番岡本賢明と左アウトサイドの15番古田寛幸を中心に速攻で立ち向かってくる。10分には岡本のパスを古田がシュートするが、権田がキャッチ。10分には岡本からのリターンをもらった岩沼俊介が左からシュート、しかしこれも至近距離で権田に弾かれる。19分にも速攻からディフェンスのあいだに割って入った岡本がすばらしいスピードに乗ったドリブルからシュートを放つがわずかに右に逸れてしまう。
試合後、札幌の石崎信弘監督は「何回かのチャンスを決めきれなかった」とファーストハーフを振り返ったが、結局ここで得点できなかったことが後々に響いた。前半45分間中、残る札幌のチャンスはハモンのドリブルで得た41分のフリーキックだけだった。

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