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【選手コメント】2012 Jリーグディビジョン1 第30節 FC東京 vs. コンサドーレ札幌 <今週のピックアップ>チャン ヒョンス(2012/10/29)

セットプレーからの二次攻撃で、キッカーだった石川直宏が上げ直したクロスに、ファーサイドでマークを剥がした状態のまま飛び込み、ヘディングで先制ゴールを決めたチャン ヒョンス。このプロ初ゴールが、久々、大勝の引き金となった。
186センチの長身が活きた瞬間。空中戦で点が獲れるセンターバックにはストロングヘッダーの印象がつき、頼もしさも増してくる。
連敗からの脱出とロンドンオリンピック前の故障からの快気祝いとなる先制点を挙げ、東京ファンに喜びを与えてくれた殊勲のヒョンスは試合後、次のように語った。

「試合前は難しい試合になると思っていたんですけれども、先制点からリズムを掴んで5点という点数を獲れた。自分たちがいい動きをして試合をやれたと思います。
きょうの試合のために、常にいいコンディションで練習ができていました。勝ったことによって、これからもどんどん自分の調子を上げていきたいと思います。
残りの四試合を必ず勝利で終えたい。それをプレッシャーに感じるのではなく、チーム全体をいい方向に持っていけるように、これからもいい準備をして試合に臨みたいと思います。
(ゴールについては)きょうはサッカー人生で初めてインスピレーションが起きたかなと思います。そのインスピレーションを大事にして、次の試合に活かしたい」

そしていかにしてゴールが生まれたか、いかに復帰までの時間を堪えたかを、囲み取材のなかで答えてくれた。その模様をお届けしよう。

いままでとちがうことをやろうと思っていた

──ゴールが決まったあと、ポポさん(ランコ ポポヴィッチ監督)に顔を掴まれていましたね。ポポさんにはなんと言われたんですか。

チャン ヒョンス よく憶えていないんですけれども、もう「わぁーっ」という叫び声と……監督がよく言う、いま流行りの江南(カンナム)スタイルを。でもそれが、カンナムスタイルだったのか、韓国スタイルだったのか? ……という言葉を言われたようです。

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