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【レポート】2012 Jリーグディビジョン1 第32節 FC東京対ヴィッセル神戸 前日練習レポート including 長谷川アーリアジャスール(2012/11/16)

降格危機に集中力を高める「安達神戸」を警戒せよ

J1第32節対ヴィッセル神戸戦を翌17日に控えたFC東京は16日、小平グランドにて午前練習をおこなった。フルコートで守備側はアプローチをするだけの戦術練習に、短めに取り組んだあと、すぐにほぼハーフコートのサイズでのゲーム形式に移行。最後に、入念にセットプレーの確認をした。ゲームでは渡邉千真やネマニャ ヴチチェヴィッチがゴールをマークし、気を吐いた。

リスタートはいつものように、うまく行った場合はその時点で終わり、次のメニューに進んでいく。きょうのビブス組のキッカーはネマニャ ヴチチェヴィッチひとり。その左右のフリーキックとコーナーキックをクリアし、あるいはキャッチして難を逃れると、攻撃に移る。石川直宏のフリーキックは最初、なかなかいいボールが入らなかったが、6本目できわどいコースを衝くいいボールを蹴ると、一気に調子が上がった。しまいにはサインプレーから田邉草民が豪快なミドルシュートを決め、チームメイトやギャラリーから喝采を浴びる光景も。ラストのゴール前直接フリーキックでは、石川がゴールを決め、森重真人がポストに当てる精度の高さを見せる。そして距離を変えてフリーキックの練習をおこない、この日の全体練習は終了した。

自らが不在のあいだの、チームの変化について、球際が激しくなったと評したあと、権田修一は「あ、あと草民がシュート巧くなってました(笑)」と言った。前述のようにものすごいミドルシュートを決めたからだが、じつは同様のシュートを以前にも撃っており、今週二度目。開眼したのではないかとメディアもいっせいに田邉を取り囲んだものの、本人は「まだ、まぐれです。試合で出したい。撃ってみるもんですね」と、おなじみのソータン節? でどこ吹く風。

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