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無料記事【ニュース】ワッショイニュース/徳永、権田両選手が表敬訪問!2013年はワイルドに!(2012/12/06)

長友調布市長も激励! ロンドン五輪代表戦士が活動を報告

5日、徳永悠平と権田修一両選手が、ホームタウン5市を表敬訪問した。
午前練習を終えたふたりは13時30分に小平グランドを出発。小平市、府中市、三鷹市、調布市、小金井市の順に訪れ、各市首長にこの一年を報告、新たなシーズンの活躍を誓った。
調布市では、調布市文化会館「たづくり」1階ホールにステージが設けられ、ふたりは地域住民に手厚く歓迎された。

17時30分、まずはスポーツ祭東京2013東京国体マスコットキャラクター「ゆりーと」が両脇を支えられながら登壇。そしてMCに紹介された徳永、権田両選手が、衝立の奥から姿をあらわすと、詰めかけた調布市民から大きな拍手が起こった。
つづいて調布市を代表して長友貴樹調布市長が登壇、挨拶をおこなった。

○長友市長の挨拶

「みなさんこんばんは。徳永選手、権田選手、きょうはお忙しいところありがとうございました。おふたりに感謝しつつ、のちほど表彰状をお贈りするだんどりになっていますが、まずは一年間のプレーを終え、おつかれさまでした。わたしはことし、ほとんどのホームゲームを観ましたけれども、最終戦は大量6点、やれば獲れるんだというすばらしい試合で(最後を)飾っていただきました。
14勝6分14敗。どうかな。J2から上がってきて初年度であったということはあるけれども。天皇杯があまりにも華々しかったので。正直、我々ももう少し上を期待したところがありました。いっしょに上がった(サガン)鳥栖も非常にがんばった。これを糧に来年につなげてもらいたいと思っています。
みなさんご存知のように、オリンピックがあり、おふたりだけではなく、いろいろな選手にとって、ことしはたいへんな年でした。アジアチャンピオンズリーグ、ACLへの出場もあり、体調の維持管理がものすごくたいへんだったなと思うところ、(代表招集を除きほぼ)フル出場で一年間いろいろな試合にがんばってもらった、ということです。
ふたりを見ていろいろな場面を思い出すと思いますけれども、ふたりはオリンピックに出場した期間以外のリーグ戦31試合、権田選手は負傷で交替した試合(J1第6節)以外は、すべてフル出場しました。盛大な拍手をお願いいたします(拍手が起こる)。
ふたりにはこの勢いでオールジャパン、全日本を代表するような活躍を期待したいと思っています。オリンピックの話になりますが、1968年のメキシコオリンピック以来のメダルにあと一歩、ほんとうに惜しいところだったけれども、ベスト4に進出してもらったということで……じつは、わたしはメキシコオリンピックを憶えているんですよ(笑)。釜本(邦茂)選手が胸でトラップしてね、蹴り込んだ場面(※三位決定戦対メキシコ戦の先制ゴール、左サイドの杉山隆一が相手ディフェンスに前を塞がれたために下がってコースをつくり、ボックス内に走り込んでいた釜本に、右足でクロスを上げる。釜本は斜め後方からのそれを胸で落とし、ワンバウンドしたボールを見て左足でシュート)を憶えていますけれども、ベスト4も世界の強豪に競り勝ってとのことですから、たいへんな成績を収め、おめでとうございました。
それからFC東京ですけれども、1999年以来、13年かかったのかな、ホームゲームの入場者500万人を大きな目標に掲げていたんですが、それを最終戦で見事に達成したということでいい節目を迎えました。
熱いですよね、FC東京のサポーターは。J2に落ちた昨年を見ても非常に熱い応援をして。私もその一員ではありますが、さらなる飛躍を期待しつつ、悲願のJ1優勝に向けてぜひがんばっていただきたいということで、きょうは調布にお越しいただいてほんとうにありがとうございました。よろしくお願いいたします」

「やればできる」「華々しく散った」「鳥栖もがんばった」というキツいひとこともあったが、東京の試合を多く観て事情にも精通している長友市長の言うことだけに、説得力がある。アジアチャンピオンズリーグとACLという呼称を併用したり、F東と略さずにしっかり「FC東京」と呼んでいることからも、熟練のファンであることがうかがえ、徳永、権田両選手は神妙にその内容をかみしめていた。ちなみに長友市長は「適当にしゃべりますから」と言い、手ぶらでよどみなくこの挨拶をしていたから、東京やサッカーについて「よくわかっている」ことはまちがいない。

つづいて平成24年度調布市市政功労者表彰がおこなわれた。
調布市では毎年秋、市民生活及び文化の向上に貢献した、スポーツなどで活躍した人物を表彰していて、その一環にあたる。
「表彰状。徳永悠平様。あなたは第30回ロンドンオリンピック男子サッカーに於いて輝かしい成績を収められ、市民に夢と感動を与えました。その功績はまことに顕著であります。よって、調布市表彰条例に基づき、表彰いたします。平成24年度11月21日。調布市長長友貴樹」
表彰状が読み上げられ、徳永が受け取る。つづいて権田も同文の表彰状を授与された。

次に調布エフエムに寄せられた質問にふたりが答えた。
今シーズンを振り返り、よかったこととつらかったことを教えてほしいという質問に対しては、徳永は「ことしよかったことは……あまりないです。残念な気持ちのほうが大きい」「タイトルゼロで終わったことがいちばん悔しい。来年こそはリーグ戦優勝とタイトルを多く獲るという目標に向けてがんばっていきたい」、権田は「さきほど市長さんも仰っていましたが、ことし一年けがなくプレーできたことは個人的にはよかった。テーマにしていたことだった」「オリンピックのメダルを持ってきますと市長さんに約束したんですが、それを持ってこれなかったこともそうですし、去年はJ2や天皇杯の優勝がありましたけれども、ことしはみんなで“よっしゃー!”と喜べる瞬間が少なかった。それがことしは悔しかったです」と回答。
リーグ戦で10位に終わり、天皇杯は初戦敗退、その他の大会でもタイトルに手が届かず、満足できる結果ではなかった。その悔しさと、捲土重来を期す気持ちが如実にあらわれたコメントだった。
なお、どうしたらサッカーが巧くなれるかという質問に対しては、徳永は「努力と情熱ですね」、権田は「たとえばキーパーならどうしたら失点しないかなど、考えながら努力する」と答えてアドバイスをおくっている。

最後に、今後に向けた意気込みを求められた徳永は「来年こそタイトルを獲る。リーグ戦で優勝したい」、権田は「(サンフレッチェ)広島がホームで優勝を決めたときの喜びを調布の味の素スタジアムでも実現したい。500万人達成に13年間かかったペースを早めて、次は6年、7年で1000万人に到達するようにしたい」と、決意表明。花束を贈呈され、会場内の調布市民と記念撮影をおこない、小金井市へと向かった。

○選手コメント

──長友市長からは少々きついことも言われてしまいましたけれども、それだけちゃんと観てくれているということで……。

権田 長友市長はすごいと思います。(自治体関係者などのあいだでは)いちばん観ていると思います。たくさん観ているからこそわかることもあると思う。そういう人たちの期待にも応えられるようにしないといけない。通りすがりの、初めて来てくれた人にも、FC東京のサッカーっておもしろいな、また観に行きたいなと思ってもらいたいし、どちらの人たちにも楽しめるサッカーをめざしてぼくたちはやっている。それはつづけてやりたいと思う。
紙だけ見て言っている人に(小言を)言われても「何言ってんだ」と思いますけれども、長友市長は観てくださっていることがわかるので、そのうえでいただいた言葉にはモチベーションが上がります。

──徳永選手はどうですか? 「天皇杯では華々しく散って」みたいな、ことを言われていましたが。

徳永 はっきり言われたほうがいいと思います。それだけ期待してくれているということですし、その「ワイルドな気持ち」に応えたいと思います。

──(笑)。では来年の目標は。

権田 調布からワイルドに。ワイルドに行きましょう。

◆取材後記

持ちネタ「ワイルドだろぉ」でおなじみのスギちゃんに似ていると評判の長友市長にかけたコメントに、その場が笑いに包まれたことは言うまでもない。
2013年の東京はワイルドだぜぇ! という意気込みで、楽しく強いサッカーをめざしてもらいたい。この日、ホームタウン各市で出迎えてくれた人々のためにも、よりいっそうの活躍を期待したいものだ。

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