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【トーキョーワッショイ!UC】明治大学、PK戦にもつれ込む激闘の末に準々決勝進出! 三田実質2アシスト、岩渕1ゴール。次は185センチ級を多数擁する「人間山脈」福岡大学と!_Part2(2012/12/20)

選手入場の列に向かう三田啓貴(明治大学、FC東京に入団内定)

キャプテン岩渕を先頭に入場する明治大学(手前)、中京大学(奥)

(Part1からのつづき)
平成24年度 第61回全日本大学サッカー選手権大会 1回戦【6】
2012年12月19日 13:50キックオフ 川口市青木町公園総合運動場
明治大学 対 中京大学 [観衆]414人 [天候]晴 [ピッチ状態]天然芝:全面良芝、表面:乾燥 [風]強風 [試合時間]90分 延長20分 PK戦 【インスペクター】古川毅【主審】藤田和也
<関東第2代表>明治大学 3-3(1-1)、PK4-1 中京大学<東海第2代表>
【得点者】南部健造(中京大学=4分、59分)、オウンゴール(明治大学=45+1分)、岩渕良太(明治大学=86分、アシスト:三田啓貴)、上松瑛(明治大学=107分、アシスト:石原幸治)、中村亮太(中京大学=110+1分、アシスト:野添陽太)
【PK戦の経過】<先攻:明治大学>11阪野豊史=○、2阿渡真也=○、10三田啓貴=○、3小川大貴=○<後攻:中京大学>4中村亮太=ゴールキーパーによる阻止、12長田海人=枠外へ外し失敗、19福ヶ迫知秀=○

◆明治大学 対 中京大学

第二試合はエンジンのかかりが遅い白のユニフォーム明治大学に対し、勢いがあり躍動感に溢れるトリコロールの中京大学が立ち上がりからパワーを全開にして圧倒した。開始わずか4分、10番佐藤和弘が上げた浮き球を4番中村亮太がヘディングシュート。これは明治大学ゴールキーパー三浦龍輝が弾くが、こぼれたところを7番南部健造が押し込み、電光石火の先制点を奪った。

明治大学は9番のフォワード山村佑樹が「気持ちの問題。モチベーションを整えることが難しかった」と言うように、チーム全体として“試合への入り方”が悪く、気勢が上がらずに、中京大学の迫力に圧され、またしつこい守備に手を焼いて思うようなサッカーができない時間帯がつづく。
中京大学はまったくつながないわけではないが、守備を固め、蹴って走る傾向の(おそらくノックアウト方式のトーナメント用の)戦い方。ノッキングしながらも主導権を握る明治大学は、チャンスの数だけはそれなりにあった。2トップの阪野豊史と山村、両サイドハーフの岩渕良太と和泉竜司、それにボランチの三田啓貴がファーストハーフに放ったシュートは8本。しかしそのことごとくが決まらず、同点に追いついたのはなんとオウンゴール。なかなか得点の可能性が見いだせなくなってきた前半終了間際のアディショナルタイム、スローインを受けた和泉から三田へパス、右サイドにいた三田は中央へ鋭いクロスを送り、相手ディフェンダーの頭に当たってゴールイン。オウンゴールとはいえ、ほとんど三田のアシストという得点があり、1-1で折り返した。

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