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【トーキョーワッショイ!J+】天皇杯決勝はガンバ大阪と柏レイソルの対決に!準決勝レポート including 栗澤僚一(2012/12/30)

12月29日、第92回全日本サッカー選手権大会の準決勝二試合がおこなわれ、ガンバ大阪が鹿島アントラーズに、柏レイソルが横浜F・マリノスに、それぞれ1-0、0-1で勝利した。この結果、ガンバ大阪と柏レイソルが 2013年1月1日に国立競技場にて開催される決勝戦に進出することが決まった。この顔合わせは2008年の第88回大会以来四年ぶりとなる。

第92回全日本サッカー選手権大会 準決勝【86】
2012年12月29日(土) 15:04キックオフ 国立競技場
横浜F・マリノス 対 柏レイソル [観衆]21,267人 [天候]晴 のち 曇 [ピッチ状態]天然芝:全面良芝、乾燥 [風]弱 [試合時間]90分 延長30分 PK戦 【マッチコミッショナー】松浦敏夫【主審】扇谷健司
<J1>横浜F・マリノス 0-1(0-1) 柏レイソル<J1>
【得点者】工藤壮人(柏レイソル=23分)

中村俊輔、中澤佑二を擁するスター軍団の横浜F・マリノスをハードワークする柏レイソルのサッカーが抑えきった。序盤から出足が速く鋭い柏は、マリノスがプレッシャーをかける前にどんどんタテへと飛び出して機先を制した。さらに右サイドバック那須大亮の豪胆なオーバーラップが繰り出されるとマリノスは後手にまわり、対処しきれない。
その後10分から23分頃にかけてじょじょにマリノスが支配権を握り出すが、ペースが移りかけた23分、左サイドのジョルジ ワグネルが上げたクロスをファーで澤昌克がヘディングシュート、これを相手選手がクリアしたところを工藤壮人が押し込み、貴重な先制点を奪った。その後は1点を取り返そうと躍起になるマリノスが柏を押し込むが、トータルでは柏のほうが多くチャンスをつくっていた。
セカンドハーフに入ると柏が前線からの激しいディフェンスを取り戻し、攻撃の姿勢を失わないことで、攻撃を受けるリスクを減らしていく。結局、攻めの姿勢を貫いた柏が「攻撃は最大の防御」を証明、90分間を走り切るタフさを見せつけて試合はそのままタイムアップ。決勝戦の切符をもぎ取った。
FC東京に所属した経験のある選手のうち、柏レイソルの栗澤僚一と増嶋竜也は先発フル出場。横浜F・マリノスの大黒将志はベンチ入りしたが出場機会はなかった。

○ボランチで先発、スペースを埋めパスを散らす地味な仕事を引き受けながらボール奪取にも勤しみ、後半42分にはゴールキーパーの正面を衝くシュートを放った栗澤遼一のコメント

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