【コラム/コメント】東京二年めを迎える加賀健一(2013/02/08)
今季初の対外練習試合となった2月3日、沖縄県国頭陸上競技場での対済州ユナイテッド(韓国)戦のディフェンスラインは右から徳永悠平、加賀健一、丸山祐市、太田宏介の4バック。前線でのチェイシングから始まる全員守備であるにせよ、1-0の完封勝利は守備陣の自信になっただろう。
両サイドバックは二本めの途中で交替したが、センターバックの加賀と丸山はフル出場。オフ明けに小平へと姿をあらわした際も加賀は好調を維持しているように見えた。
加賀は来たる二次キャンプに向け、次のように言っている。
「小平に帰ってきて一週間、からだをつくりあげ、練習試合が連戦で多く待つ二次キャンプでいいパフォーマンスを発揮できるように、チームとしても個人としてもいい準備をしていきたい」
昨季はけがのためにベストのパフォーマンスを発揮できた試合が少なかった。好調時にはどれだけフィジカルがたくましくスピードがあるのかという片鱗を見せたものの、能力のすべてがあらわれていたわけではない。
危機察知能力の高さでピンチを防いでいた今野泰幸と対照的に、速さで危険なスペースに間に合ってしまう加賀の特徴は、進化しようとするFC東京にとって楽しみな材料に思える。コンディションさえしっかりしていれば、心強い味方になるはずだ。
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