【コメント/レビュー】練習試合 ベガルタ仙台対FC東京(2/19)_第2報(2013/02/21)
◆落ち着いていたFC東京
3本トータルでは1-1の「引き分け」、最初の90分間にかぎっては0-1でFC東京が「勝った」キャンプ最終戦。ベガルタ仙台がボールを持つ時間が多かったが、全体的には東京が「安定している」印象の試合だった。
ベガルタ仙台の角田誠は次のように言っている。
「やろうとしているサッカーはある程度できたけど、もう少し攻撃の面で迫力がほしいなと思いました。パスをつないで流動的に入れ替わる攻撃はできたけれども、ゴールに向かうという部分がなかった。最後の突破には個人の力が必要だと思う。ぼく自身のパスの精度も悪かったし。(ACLまで)あと一週間しかないですけど、練習のなかで意識していきたいです」
この試合で仙台はパスをつないでボールをじっくりと廻すサッカーを志向していた。ディフェンスラインで、ミッドフィールドのラインでヨコパスをつなぎ、ときに梁勇基が中に入り、ときに太田吉彰が右のワイドを突破する。そうした攻撃にさらされながら、東京は落ちついていた。
この現象に関しては森重真人の談話を聞くと納得がいく。
◆90分間では無失点に抑えた森重真人
コンビネーション、チーム全体でどう守備をするか、去年にあったカウンターにどう対応するか、という課題はきょうもしっかりできました。
あとはゲームをこなしながら出てきた課題を一個一個潰せればいいかなと思います。
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