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【コメント】河野広貴と加賀健一 プレシーズンマッチ ザスパクサツ群馬対FC東京(2/24)(2013/02/26)

「加賀さんとはいつもふたりで『おれたちはへたくそだから、ディフェンスで倒れない選手になろう』と話しています」(吉本一謙)

ボール扱いがあまり巧くないというのがFC東京トップチーム内での共通認識なのか、ランコ ポポヴィッチ監督にまで「あのパスに関しては風の影響だったのかどうか確認しなくてはなりません」といわれてしまった、光速のセンターバック加賀健一。
しかし2月24日に正田醤油スタジアム群馬にておこなわれたプレシーズンマッチ、対ザスパクサツ群馬戦の決勝点は、加賀健一からの長いパスを、チーム始動以来、好調を維持しつづけている河野広貴が飛びだしてシュート、左ポストに当たったところを安定感溢れる太田宏介が着実に詰め、押しこんでマークしたものだった。
新戦力を買ってくるのではなく、既存戦力の上積みでチームを強くするのなら、まさにこれは理想的なケースだろう。
昨シーズン、個人技のクオリティを存分に発揮できなかった河野と、けがに泣いた加賀によるゴールのお膳立て。
否が応にも期待を高めてくれるふたりの、試合後の談話を掲載する。

○加賀健一からの見事なボールを収め、コースを衝いたシュートを撃つも、惜しくも左ポストに当たりゴールならず、太田宏介の決勝点をお膳立てするにとどまった河野広貴。90分には右から中央ゴール前へ切れこみ左足で放ったシュートがわずかに右へ逸れた

――シュートシーンは?
「ふつうにトラップして、キーパーの位置を見て蹴りました。あまりキーパーが前に出ていないかなと思って、ループよりはと、コースを狙って撃ったんですけど。みんなには「ループでいけたでしょ」っていう……(微笑)。ぼく的にはだめかなと思ったんですけど、まだ(映像を)観ていないからわかりませんけど、どうでした?」

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