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視野の確保/「見えるようになってきた」(平松)「オフ・ザ・ボールのときに情報を集めたい」(野澤)【今週の小平】平松大志、野澤英之[2,528文字](2013/09/18)

◆18日の小平

少し腿裏に痛みを感じた東慶悟が、大事をとってピッチには出ず、ケアに専念。またゲーム形式の練習中に石川直宏が負傷して途中で退いたが、少し首をうって軽いむちうちのような状態。本人によれば大丈夫とのこと。

◆平松大志と野澤英之、視野の確保

hiramatsu

先週、河野広貴とともに全体練習に復帰した平松大志を、ランコ ポポヴィッチ監督は「慎重になっているが、戦列を離れていた期間の長さを考えると当たり前のこと」と評していた。
しかし今週、11対11の練習に入った平松は重心が低く、ピッチの中央で落ち着いたプレーぶり。周囲の状況を確かめたうえでの動き出しや配球に自信が感じられた。
そうした現在の状態とプレー面での変化について答えてくれた平松の談話を紹介する。
平松は自身が成長した点に「周囲が見えるようになった」ことを挙げているが、この「視野の確保」はボランチで長くプレーしてきた野澤英之も実践している重要なポイント。あわせて野澤にも「視野の確保」について訊いた。

実際のチームの力、選手の力は、基礎的なフィジカルやテクニックのみならず、こうしたディテールの成長によっても変わってくる。質の向上への取り組みが感じられる談話だと思う。

○平松大志の談話

──現在の状態はどうですか?
大丈夫です。出力を出して動ける。キャンプのときよりも全然いいですね。キャンプのときはアキレス腱も膝も痛かったんですけれども、いまは痛みがない。先週までは腿前にハリがあって走るのも怖かったんですが、二日間休んでそのハリもとれたので、ちゃんと動けるようになってきた。

(ハーフコートのミニゲームだと)ちょっと狭いというのもあるんですけれど、センターバックの動きとして前に行く動きだったり、ウラに走られる選手についていったり、動きが出るような練習をもっとちゃんとやっていかないといけないと思っているので。ああいう(ゲームに近い形式の)練習でならしていければいいと思います。

──ハーフコートなのでちょっとやれることがかぎられるかもしれないですけれども。
そうですね。ウラに走られた選手についていったプレーで、一回、練習試合で肉離れをしているので。そういう動きを繰り返すしかないと思うんですね。練習試合などでうまくならしていければコンディションも上がっていくと思います。

──この季節は動きやすいですか。
動きやすいですね(笑)。暑くないし、ちょうどいいです、いまが。
コンディションというより、からだの状態がやっと「動いてもいい」状態になってきたという感じですね。いままでは痛いところがあったり筋肉が張っていたりで、どうしても走る動作や相手に当たる動作のときに怖さがあって、そういうプレーができなかったんですけれど、いまやっとそれができるようになってきたので。スタートラインに立ったくらいの感じです。

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