「ACL出場権を獲りたいと死ぬ気でやっている」(高橋)【コメントアーカイヴス】森重真人、高橋秀人、太田宏介、長谷川アーリアジャスール、渡邉千真/2013 Jリーグディビジョン1 第29節 FC東京対アルビレックス新潟_第1報(10/19)[6,819文字](2013/10/22)
◆Comments
やはりというか、ミックスゾーンでは先制のフリーキックを決めた太田宏介、そしてインターセプトにゲインにパスにシュートにと獅子奮迅の働きを見せた高橋秀人に多くのメディアが集まった。そのふたりの長いコメントを含め、試合後の様子をお届けする。
◯高橋秀人
──きょうの試合を振り返っていかがでしたか。
「トータルして、自分たちが相手のアタッキングサードで、どうアイデアを出して崩すのかというところで、フリーキックもとれたし。キーパーと1対1になるまでルーコン(ルーカス)がワンツーで抜け出せて、自分たちのいいところが出た試合だったと思います」
──前半、ルーカス選手にいいパスを出していましたね。
「ルーコンが決めてくれればよかったですけど」
──いいカットを連発していましたが。
「ボールを奪われたときのトランディションでいいボールを前線に出させないために、自分たちが奪われた瞬間の守備の陣形はすぐに整えて。まずボールホルダーに対してすばやくアプローチに行くということと。
相手のフォワードに入ってしまったときに、もちろん(マッチアップするセンターバックの)加賀(健一)ちゃんと(森重)真人がいいかたちでインターセプトできればいいんですけど、鹿島戦などでは入れ替わってしまうこともあったので、粘り強く時間をかけることで相手のカウンターを遅らせるということを意識してやっていたので、入れ替わることなくいい守備の切り換えができたと思います」
──次節の抱負は?
「天皇杯(三回戦対ジェフユナイテッド千葉)は勝ちましたけど、前節の鹿島戦。善戦はしたとはいえ、カウンターから失点をしてしまって、シーズンを通してなかなか鹿島から勝ち星を積み上げることができなかったので、きょうの試合はその負けを遮断してリーグへのリズムをつくっていく大事な試合だったと思います。
残りの五節、すべて勝つつもりでやりたいと思うし、次の甲府の試合、アウエーで特に難しい試合になってくると思うので、また小平でいい準備をして。残りの五試合、全部負けられない試合がつづきます。自分たちの目標であるACL出場権はなんとしても獲りたいので、いい準備をしてみんなで勝ちに行きたいと思います」
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──パスの受け手もいい動き出しをしてくれていたようですがパサーとしてどう感じていましたか?
「前半はバタバタしてしまいましたけれども、相手のダブルボランチが少し引き気味で、アーリア(長谷川アーリアジャスール)と(渡邉)千真くんのところをケアしていたので、(新潟の守備が通常の相手とのかみ合わせより一列下がったぶん)、ヨネ(米本拓司)とかおれは比較的フリーでやれましたけど、ルーコンが動き直しをしてくれるので、そういう部分は逃さないようにしていました。
前半はチャンスがありながらも決めきることができなかったんですけれども、後半少し間延びしてきたなかで、自分たちがアタッキングサードでアイデアを出せたことは、収穫だったと思います。(失点を)ゼロに抑えることができ、(太田)宏介のフリーキックも入りましたし。
鹿島戦の流れをどう断ち切るかが重要なところだったと思います。勝ったことはすごく嬉しいですけど、この1勝のためにやっているわけではなく。ACLを獲りたいと死ぬ気でやっているので、次の甲府戦とそれにつづくセレッソ戦が大事になってくると思います。ほんとう、残りの五試合すべてに勝つつもりでやります!」
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