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「このエムブレムをつけてピッチに立つ以上はどんな相手にも勝たなくてはいけない」(石川)【今週の小平】天皇杯4回戦前日レポート/塩田仁史、石川直宏、中村北斗、東慶悟、野澤英之、ランコ ポポヴィッチ監督[2,811文字](2013/11/15)

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あす16日19時からNACK5スタジアムにて大宮アルディージャと天皇杯四回戦に臨むFC東京は15日午前、小平グランドで前日練習をおこなった。
日本代表招集で権田修一、高橋秀人、森重真人が不在。J1前節で負傷した米本拓司が先発メンバーから外れて練習するなかで、三田啓貴または中村北斗がボランチで出場する可能性があるほか、塩田仁史、石川直宏、丸山祐市がスターティングイレヴンに名を連ねそうな気配だ。林容平も後半切るカードの一枚に入ってくるかもしれない。

四人が入ってフレッシュな風が吹き、練習に活気がある。
フリーキックから徳永悠平が豪快なヘディングシュートを叩き込むと「あんなに見事なヘディングないよ!」とチームメイトから声が上がる。
直接フリーキックでは中村北斗が決めた。
ターゲットマンとキッカーが従来より増え、これでは対戦相手も的を絞れまい。

PKでは精度の高いキックがずばずばと決まり、一度めをゴールキーパーに止められた選手も二度めは全員が成功。
最後はこの日のお祭り男? 徳永が「さあ、寒いから早く上がろうか!」と気勢を上げると正確に決め、まるでPK戦に勝利したかのように走りだしていい雰囲気のまま全体練習が終わった。
誰かがPKを失敗した場面でも「うわー、やってしまいましたなぁ」という感じのどよめきで、いい意味で笑い飛ばす余裕もあった。
PKのゴールキーパーは一本ごとに塩田と廣永遼太郎が務め、いつどのような事態が訪れてもいいように準備万端整った。

「1月まで戦えるようにがんばります」と言うランコ ポポヴィッチ監督は「(代表招集で外国籍選手が招集で抜けても)大宮の印象は変わらない。やってきたことをここでしっかり出す、ということがいちばん考えていることです。代表選手がいなくても攻撃的で魅力的なサッカーができ、結果が得られるということを証明していきたい。とはいえ、あしたはトーナメントで結果が最重要ですし、みんなで結果を獲りに行きたいと思っています」

ナオ、シオの両ベテランが放つ闘気は鋭く、北斗の落ち着きとフリーキックが武器になり、マルの堅実なディフェンスにも信頼がおける。
ゴールを守る塩田仁史は「試合はノックアウトゲームなので、内容よりも結果を求めて勝ちたいと思いますし、そういう準備をしてきた。メンバーが変わっていることは気にしていません。100%仲間を信頼しています。勝つことだけを考えてやれば毛化はついてくると思う。とにかく勝つことだけを考えてやります」と言った。
いっぽう同世代の石川直宏は「監督や選手が変わりながらも積み上げてきたものがある。それを表現したい」と。その石川に「長い年月ともに積み重ねてきたナオさんとシオさんから闘気のほとばしりが感じられますがどう思いますか」と訊ねると次のように答えられた。

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