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【今週の小平/J1最終節対仙台戦に向けてその1】プレビュー(徳永悠平、森重真人)+石川直宏の談話[2,526文字](2013/12/05)

◆Preview 1
非常に難しい二試合が残った。J1最終節第34節が12月7日(土曜日)、天皇杯準々決勝が12月22日(日曜日)。対戦相手はともにベガルタ仙台。7日が味の素スタジアム、22日がユアテックスタジアム仙台だが、ホーム&アウエーの二連戦という感覚では戦えないかもしれない。
天皇杯準々決勝は勝たなければ29日の準決勝、2014年元日決勝に進めない「負けられない戦い」。いっぽう、J1最終節はACL出場権争いにも残留争いにも絡んでいない。勝ってアルビレックス新潟が負けるか引き分けた場合は7位に上がるから「賞金争い」であるとは言えるし、ルーカスの味スタ最後の試合で負けられないという気持ちになるが、モチベーションが連動しないことも十分ありうる。なにしろ異なる大会であるし、二週間と一日のあいだが空いてしまうのだから。

まだ天皇杯という先があると思って元日を視野に入れても22日の試合に勝たなければそこでシーズンが終わってしまう。まだまだシーズンが残っているという気持ちになるか、それとももう終わってしまうのかという気持ちになるか。
石川直宏はJ1最終節を前に「まだ終わりたくない」と言った。天皇杯があるにしても、リーグ戦はそこで終わる。選手としては時の流れを感じざるをえないだろう。リーグ戦に勝ち、すっきりとオフに入って心身を休めたのち、天皇杯に向けて再起動することになりそうだ。

「優勝がないなかで難しい。しかしホーム最終戦というところで、いいかたちでルーコン(ルーカス)を送り出したいということはモチベーションになると思うし、観に来てくれた人に勝利をプレゼントしないといけない。天皇杯は残っていますけれども、まずはリーグ戦をしっかり。味スタはことし最後なので、とにかく勝ちにこだわって。ルーコンのセレモニーもいい雰囲気でできるように、勝って終わりたい」(森重真人)
「前回の柏戦の悔しさもある。気持ちの入った試合をして積み上げてきたサッカーを見せたい。試合後にはルーコン(ルーカス)の(引退)セレモニーもある。とにかく勝っていい雰囲気でやれればいい」(徳永悠平)

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