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【今週の小平】◆FC東京、小平にて再起動!◆ポポヴィッチ監督「真のチャンピオンとなる機会」◆太田宏介「おれ、観てないんですよね」[2,458文字](2013/12/26)

◆FC東京、小平にて再起動!
12月22日に第93回天皇杯全日本サッカー選手権大会準々決勝を制し、準決勝進出を決めたFC東京は、23日と24日、二日間のオフを経て小平グランドにて練習を再開した。
まぶしい陽射しが照りつけ、年の瀬とは思えないほど肌の表面が熱くなる、そんな温暖な気候下でトレーニングに汗を流す選手たち。29日に準決勝で対戦するサンフレッチェ広島を想定し、3-4-2-1のビブス組との紅白戦。ビブス組は平山相太がダイレクトで右サイドにはたき、上がってきた河野広貴が折り返すと、これを林容平が決める――といった流れるようなコンビネーション攻撃で好調ぶりをアピールした。丸山祐市が「サブ組にはサブ組が培ってきたコンビネーションがある」というように、同じメンバーでの習熟した連携が功を奏している面もたしかにあるが、パフォーマンスそのものも上質だ。いっぽうの先発メンバーはなかなか終わらない紅白戦を、石川直宏が右サイドから強烈な左足シュートを叩き込んで終わらせた。その石川をはじめ、次戦に向け厳しい表情の選手もちらほら。

◆ポポヴィッチ監督「真のチャンピオンとなる機会」
全体メニューからは権田修一とチャン ヒョンスが外れた。
「ヒョンスは腰痛ということで、きょうのトレーニングを調整に費やしたのですけれども、わたしは彼のプレーのせいで頭痛です(笑)。仙台との試合の前半のことですね。その頭痛がいまだにとれません。権田に関してはアップ中に足をひねってしまい、少しひざを痛めました。ふたりとも大きなけがではありません」(ランコ ポポヴィッチ監督)
オフ明けのピッチにはポポヴィッチ監督の叱咤が飛んだ。ポポヴィッチ監督は「気を抜く姿勢を見せ、隙を見せて緩むようなことがあってはいけません。ここからは厳しい試合が待っています。苦しい試合ではあるのですけれども、それを自分たちでさらに苦しくしてしまっては結果はついてきませんから。まず、やるべきことをしっかりやる。きょうのトレーニングでもいい入り方をしていない選手が何人かいました。そういった意味で厳しいことを言いました。延長戦まで行く試合展開で、肉体だけでなく精神の消耗も激しいかったと思います。だからこそ二日間のオフを与えました。まずはしっかり回復させる。しかし肉体が疲れていても意識の部分は緩めてはいけない。それは疲れていてもそうです」と言う。

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