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【無料記事/ニュース/レポート】一般・報道非公開練習試合浦和レッズ対FC東京/第1報◆渡邊千真、森重真人、平山相太が得点もマテウスの故障で開幕に暗雲……(2014/02/22)

◆非公開の練習試合で調整

「早く戻ってきてほしい」とけがのマテウスを気遣い心配するマッシモ フィッカデンティ監督

「早く戻ってきてほしい」とけがのマテウスを気遣うマッシモ フィッカデンティ監督

 

2月22日、埼玉県の大原サッカー場にて浦和レッズ対FC東京の練習試合が一般・報道非公開でおこなわれた。試合後に公表された結果は以下のとおり。

第一試合(45分×2本)
浦和レッズ 3-2(前半2-0) FC東京
【得点者】宇賀神友弥(26分=浦和レッズ)、阿部勇樹(30分=浦和レッズ)、渡邉千真(54分=FC東京)、興梠慎三(60分=浦和レッズ)、森重真人(75分=FC東京)

第二試合(35分×2本)
浦和レッズ 0-3(前半0-1) FC東京
【得点者】オウンゴール(5分)、平山相太(59分)、練習生(67分)

試合後、マッシモ フィッカデンティ監督は報道陣の質問に応え「ミスからの失点はあるにしても、決定機をつくることができた」と一定の成果を振り返った。
しかしその直後に「マテウスのけがは残念。早く戻ってきてほしい。重大なものではないことを祈っています。2~3日して出るであろう診断結果を見たい」と“自己申告”。試合中にマテウスが故障したことがあきらかになった。

直前にマテウスと対峙していた浦和のフォワード李忠成は「股抜きをして、気がつくとマテウス選手が痛がっていた」と証言。関係者の談話を総合すると、ハードなコンタクトプレーによるものではない倒れ方をした模様だ。詳しい故障箇所は判明していない。

宮崎キャンプ中に故障した米本拓司につづくけが人の発生で開幕に向け暗雲が垂れ込めてきた東京。まずはコンディションを整え、いまいるメンバーで対柏レイソル戦に向けて成熟度を高めていきたい。

◆第一試合の試合展開

両チームの選手、そしてマッシモ フィッカデンティ監督の談話を総合すると、第一試合の序盤、FC東京のゲームへの“入り”はよかった。
しかし浦和レッズに先制点を許すと気落ちしたのか下を向いてしまい連続失点。ハーフタイムに監督から修正があって臨んだセカンドハーフは東京のペースで2得点を奪うことができたが、ゲーム運びと集中の点に課題を残す試合となった。
マッシモ フィッカデンティ監督は失点の原因を「注意不足」と指摘。三田啓貴は「ブレずにやっていく必要がある」、渡邉千真は「最初から自分たちのリズムでやらないといけない」と、それぞれ反省の弁を述べた。

一試合のなかで波があり、好不調がいりまじっているところを見ると、まだチームの熟成は進んでいないようだ。ただ話を聞くかぎりは、好調時にはいいパフォーマンスを発揮できているようだから、あかるい材料がないわけではない。
第二試合では平山相太が得点。両日本人フォワードが結果を残したことは心強い。
3バックの浦和を相手に対柏レイソルのシミュレーションとなったことは確か。浸透させるには時間がかかりそうであるだけにいますぐ100%とはいかないにしろ、できるかぎり課題を克服して日立台に臨みたいところだ。

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