【今週の小平】コメント◆マッシモ フィッカデンティ監督/プレビュー◆まず1勝を。J1第5節清水対東京[3,264文字](2014/03/28)
コメント◆マッシモ フィッカデンティ監督
3月27日の小平での囲み取材の際、マッシモ フィッカデンティ監督に以下ふたつの質問をした。つづくプレビューの前段として眼を通していただきたい。
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――(「強い気持ちを持つことが大事です。ミスなくプレーすれば、勝利に近づける」と言うマッシモ フィッカデンティ監督に)火曜日と比べるとだいぶ選手たちに気迫が戻ってきたようにも感じられるのですが、精度を高めたことで自信を回復してきたのでしょうか。
マッシモ フィッカデンティ監督 川崎との試合を1失点目辺りまで選手たちと確認したのですけれども、自分たちがプレゼントをしてしまっている場面が多いことを再確認しました。それまでは自分たちがやるべきことをできていたと思う。エピソードひとつで試合の流れが変わってしまうので、今回は流れがよい方向に向かうように自分たちの試合をしていきたいと思います。
――『Foot!』という番組で監督のインタビューが放送され、真摯なお人柄がよくわかった、という反応が多かったようです。もしサポーターにわかってほしいことがあれば、補足をお願いします。
マッシモ フィッカデンティ監督 イタリアという国を残して日本に来るという選択は、周りから見れば理解しがたい選択だったのかもしれませんけれども、わたしは確信を持ってこの選択をしましたし、何かをするときには100%の確信をもって臨む覚悟でやっています。何かを成し遂げるには時間が必要になってきますが(それに焦らず)自信を持ってやっています。
プレビュー◆まず1勝を。J1第5節清水対東京
1)清水との裏天王山
FC東京はあす3月29日、IAIスタジアム日本平にてJ1第5節対清水エスパルス戦に臨む。
東京は勝点2で16位と降格圏にいるが、清水も勝点4の15位。決して好調と言うわけではない。
勝点は似たような経過をたどっている。清水が勝利、東京が引き分けというちがいはあるが、ともに開幕戦はまずまずの結果だった。その後、ヤマザキナビスコカップで大勝した以外、リーグ戦ではさしたる成績を残していない。
降格圏から脱出したい東京。降格圏からさらに遠ざかりたい清水。東京としては直接清水を叩いて引きずり下ろし順位を逆転させるほかに選択肢はない。
裏天王山と形容すべき一戦となった。
清水の脅威と言えばもちろん前線だろう。大前元紀、ノヴァコヴィッチ、長沢駿はナビスコの対ベガルタ仙台戦で揃い踏み、直近のJ1第4節でも長沢が先制点をマーク、好調を維持している。長身フォワード対策も兼ねてナビスコでいいプレーをした吉本一謙の起用も考えられるが、いまは相手の対策を云々している場合ではない。
2)どうボールを奪うか。どうフィニッシュするか
攻撃のかたちがない。守備ではボールの獲りどころがない。
こうした悩みは複数の選手の口から聞くことができた。
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