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【トーキョーワッショイJ+】リザルト・レポート◆林容平が二試合連続の先発フル出場! ファジアーノ岡山、国立で緑軍団撃破/J2第7節ヴェルディ対岡山(2014/04/13)

リザルト・レポート◆林容平が二試合連続の先発フル出場! ファジアーノ岡山、国立で緑軍団撃破/J2第7節ヴェルディ対岡山

2014 Jリーグディヴィジョン2 第7節第1日
2014年4月13日 17:03キックオフ 国立競技場
東京ヴェルディ 対 ファジアーノ岡山
【マッチコミッショナー】久能幸二
【主審】塚田智宏(1級審判)【副審】長谷忠志(1級審判)、武部陽介(1級審判)
【天候】曇、弱風、気温15.2℃ 湿度31% 【ピッチ】全面良芝、乾燥
【入場者数】5,473人

<勝点4→4>東京ヴェルディ 0-1(1st:0-0)ファジアーノ岡山<勝点5→8>
【得点者】荒田智之(59分=ファジアーノ岡山)※大宮アルディージャから期限付き移籍中で初先発の上田康太がアシスト
【警告】染矢一樹(33分=ファジアーノ岡山、反スポーツ的行為)、島田譲(64分=ファジアーノ岡山、反スポーツ的行為)、田所諒(70分=ファジアーノ岡山、ラフプレー)、吉野恭平(90分+2=東京ヴェルディ、反スポーツ的行為)

東京ヴェルディがふたつ残す国立開催ゲーム、そのうちの最初の試合、J2第7節に乗り込んだのはファジアーノ岡山だった。
今シーズンまだ1勝しか挙げていない岡山は「バスの中で“ここですべてを出して勝つんだ”と言ってきた。国立が最高の舞台装置になった」(影山雅永監督)と、モチベーションを高めていた。

成績不振から過去三試合は引いて守るディフェンスを選択した岡山。しかしサポーターの狂熱が醸し出す国立の雰囲気にも後押しされ、岡山は前線から激しくプレッシャーをかけてボールを奪い、走り、長いボールを入れ、飛び出してシュート、あるいはドリブルで切れ込んでのシュートを狙いつづけた。シーズンを通して結果が出ていなくとも、一試合のなかで雲行きが怪しくとも、黙々と同じ作業をつづけることができるチームが最終的にはよい結果を残していることは、サンフレッチェ広島、鹿島アントラーズ、サガン鳥栖が証明しているとおり。この日の岡山はそれができた。

「6試合を通じて結果が出てこないなか、個人個人を比べれば技術の高いヴェルディの選手たちを相手に、これを我々らしいと言えるかわかりませんけれども、泥臭いですけれども最後まで集中力を保って、そしてボールを奪って出て行くということをひたむきに90分間つづけてくれたと思っています」
この影山監督の言葉がすべてだった。
まだ中途半端だったというファーストハーフ45分間を反省した岡山はセカンドハーフに「覚悟を決めた」(影山監督)。最後の数分間を除いてはハードワークでヴェルディを圧倒、ゴール前で何回も連続してのシュートに晒された後半39分の大ピンチも選手全員がからだを張ってしのぎ、後半14分に荒田智之が最終ラインのウラにオフサイドぎりぎりのタイミングで飛び出して決めた1点を守り、今シーズンの2勝目を挙げた。

FC東京から期限付き移籍中のフォワード林容平は右のシャドーでプレー。押谷祐樹、荒田との3トップを形成した。
前半6分、林は上田康太の左コーナーキックにファーで合わせ、競って落とす。強靭なフォワードとして存在感を示したシーンだ。前半35分には右から中に切れ込んでのドリブルであわや決定機というシーンをつくる。そして後半12分には左から中へとカットイン、渾身の右足シュートを放つが、これは惜しくもゴール右にわずかに逸れ、ゴールのすぐうしろにある看板を叩いて大きな音を立てた。
この数分後に林は足をつってしまいまともにプレーできなくなるが、タイムアップまで走り抜いた。林は今シーズン三度目のフル出場を果たした。

コメント◆J2第7節ヴェルディ対岡山/林容平の談話

「疲れたー……」と言いながら、ロッカールームからミックスゾーンに姿をあらわした林容平。
連敗したことで一時的に従来より引いて守るスタイルに転じていたファジアーノ岡山は、この国立競技場の対東京ヴェルディ戦では積極的に前からプレッシャーをかけていく本来の姿を取り戻した。
林容平は3-4-2-1のシャドーとして先発フル出場。セカンドハーフ途中からフィニッシュに絡めなくなり、運動量を減らしてしまったものの、90分間を走り抜いた。

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