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【無料記事】レポート◆FC東京イレヴンが小学校訪問! 給食にサッカーに、貴重なふれあい(2014/06/05)

レポート◆FC東京イレヴンが小学校訪問! 給食にサッカーに、貴重なふれあい

 

富士見台小学校にて強烈なシュートを披露するエドゥー

富士見台小学校にて強烈なシュートを披露するエドゥー

毎年恒例となっているFC東京選手会による小学校訪問が、ことしは6月4日におこなわれた。
6自治体12校を六つの班に分かれて訪問。調布市の第二小学校と富士見台小学校には太田宏介、エドゥー、石川直宏、東慶悟の四選手が訪れた。
第二小学校で給食を摂り、富士見台小学校ではサッカーの時間を多めに配分。児童と密に接し、充実した「特別授業」となった。

すべての予定を終えて帰路につく石川に話を訊いた。
――ベテランふたりの落ち着き、キッカーふたりのなじみっぷりがよかったと思いますが、どんな感想をお持ちですか。
石川直宏 そうですね、バランスは非常によかったかなと思います(笑)。毎年つづけていることなので、いろいろ工夫しながらやろうと試みている場なんですけれども。
どんどんつづいてくし、つづけていきたいことなので……子どもたちにFC東京をより身近に感じてもらうことと、サッカーにかぎらず夢を持ち、好きなことをがんばってほしいという思いで接し、給食を食べたりいろいろなことをしました。

――小平の練習場で迎えるのではなく、自分たちから子どもたちに飛び込んでいってなかよくすることで得られるものがあると感じることはできましたか?
石川直宏 それはもう、みんなで言っていて。子どもはどうしても構えてしまうところがあると思うんですけど、一回なかよく打ち解けあうと話が弾むんです。そういうよい機会になったことを、終わったあと口々に言っていました。(最初は硬いがすぐに)子どもたちの表情があかるくなったし、心をひらいてくれて嬉しかったです。

――最後は、子どもたちからの挨拶で、ことしのチームスローガン「限界を超えて頂点へ」を実践しろという、厳しいお達しがありましたが。
石川直宏 あの挨拶はびっくりしましたけれども(笑)、そのとおりだと思います。特に調布には、訊いてみると、味スタに試合を見に来てくれたり、FC東京に興味を持ってくれている子が多いので、そういったみんなの期待に応えたい。
けがを早く治してください、いつ試合に出られるんですか? とも言われたので、こういったかたちでいい関係を持てましたけれどもそれだけでなく、本業のサッカーでもぜひ表現したいと思います。
7月19日の中断明けの試合に子どもたちを招待していて、たくさん観に来てくれると思うので、ぼく自身もそこに出られるよう、いい準備をしたいと思います。

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◆第二小学校では……

選手たちは11時40分からの4時限目の授業と、その直後の給食に参加した。
授業は体育館に選手四人が集合。まずこれまでの経験を語った。

太田宏介「ぼくのモットーはポジティヴ。苦しいときでも自分ならやれる、と言い聞かせてやってきました。何があっても常に前向きでいられるようにしたい」
石川直宏「(2004年のアテネオリンピックのとき、子どもたちが1歳だったことにあらためて驚きつつ)アテネでは二試合目までで次に進む可能性がなくなってしまったんですけれども、応援してくれているひとのためにも、最後の一試合をむだにしないようにがんばりました」
東慶悟「中学のときくらいに日韓ワールドカップがあり、こういう舞台でサッカーをしたいと思いました。(ロンドン五輪に出場したが)オリンピックに出たかった。目標を立てることは大事だと思います」
エドゥー「ブラジルでは男の子が道端でサッカーをする。自分もちいさい頃はそのようにやっていました。誰もがかんたんにプロになれるわけではありません。プロになり、いろいろな国の習慣や文化を学ぶことができて嬉しく思っています。(先生にその中身を問われ)1998年に初めて日本に来たとき、すごく礼儀正しくひとを敬ういい国だと思いました。3歳になる自分の子どもにも、日本で勉強していい習慣を身につけてもらいたいと思っています」

その後、リフティングを披露。最後は質疑応答で授業を締め、子どもたちと談笑しながら給食を摂った。

Q:なぜドリブルが巧いんですか?
A:スピードの変化をつけると相手も守りにくい【石川】

Q:勝負どころで結果を残すには?
A:その日だけでなく常日頃の積み重ねが大切。一日一日、一回一回を全力でがんばること【太田】

Q:食事について?
A:規則正しくバランスよく食べることが大切です。自分の場合、朝食ではフルーツを食べてビタミンを摂り、お昼はスパゲティか麺類で炭水化物。夜は軽めに野菜中心に食べています【エドゥー】

Q:緊張しない方法はありますか?
A:緊張はしてしまうもの。しないように持っていくことのほうが緊張する(だから気にしないでいい)【東】

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◆富士見台小学校では……

選手四人は13時15分からの5時限目に参加。自己紹介をしたあと「ジグザグドリブル対決」「リフティング対決」「トリカゴ対決」で汗を流し、質疑応答。
そして太田宏介がフリーキック、エドゥーが左足シュートを披露したあと、児童代表がお礼の言葉を「ことしのFC東京のスローガンは“限界を超えて頂点へ”ですね。そのスローガン(に謳われている目標)をめざしてがんばってください」と述べて終了した。
冒頭の石川の談話はそれを受けてのもの。天皇杯2回戦、そして7月19日のJ1対鹿島アントラーズ戦での活躍に期待しよう。

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