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【今週の小平】長文レポート◆7日は味スタで8強進出をかけた天皇杯!/徳永悠平、河野広貴、松田陸「交替の選手もいるし、いけるところまでやります。脚がつっても。つっても、やります」(河野)/トップストーリー◆高橋秀人「東京には決してひとりよがりな選手はいない。どう協力していくか」 [3,436文字](2014/09/06)

長文レポート◆7日は味スタで8強進出をかけた天皇杯!/徳永悠平、河野広貴、松田陸「交替の選手もいるし、いけるところまでやります。脚がつっても。つっても、やります」(河野)/トップストーリー◆高橋秀人「東京には決してひとりよがりな選手はいない。どう協力していくか」 [3,436文字]

◆「本家」4-3-3の熟成をぜひ味スタで!

5日にウルグアイ代表と親善試合を戦った日本代表を観て「半年前のFC東京のようだ」と思ったファンも多いかもしれない。アギーレジャパンに関するさまざまな論評が飛び交っているが、いずれもこの半年間、FC東京についてのそれで見聞きしてきたようなことばかりだ。選手たちの4-3-3に対する戸惑いも似ている。日本人が慣れていないこのシステムまたはフォーメーションに取り組んですぐに満足のいくプレーができるはずはない。
「日本では基本的にダブルボランチで守ります。4-3-3は三人で中盤をカバーするやり方に慣れないといけないし、運動量も求められる。(できるようになるまで)時間はかかると思います」
日本代表の初戦にはさんざんな評価が下されているが、これも注目されるナショナルチームの宿命だ。高橋秀人は「結果が出なくとも批判されるのが代表だと思います。そこに戻れるように自分もやっていきたい」と決意表明。4-3-3あるいは4-3-1-2でよい内容の試合を披露し、勝っていけば、東京からより多くの選手が代表に招集される可能性は高まる。クラブでタイトルを獲るためにベストを尽くす。それが結果的に代表にもつながるというサイクルが確立されれば、クラブにとっても選手にとってもよいことだ。
河野広貴は「ぼくが3トップのサイドをできないので2トップにせざるをえないのだと思うんですけど」と苦笑する。河野が先発なら1トップ下+2トップ、そうでなければ3トップというちがいはあれど、いまの東京ならどちらでも高いレベルでできるはず。
あす7日は味の素スタジアムで清水エスパルスを相手に、ぜひ熟成し、洗練された4-3-3を見せてほしい。

◆トップストーリー 高橋秀人「東京には決してひとりよがりな選手はいない。どう協力していくか」

故障者や移籍選手の離脱に加え、日本代表招集による二選手の不在で、フィールドプレーヤーに関してはベンチ入りの人数がぎりぎり。この状況に、ある種の緊張感を漂わせていたのは高橋秀人だ。
「やっぱり、いつも以上にやらないといけない。それが気負いになってもいけませんけれども、いまの時点で自分たちが何かを手にしたわけでもないので、また気を引き締めてやりたいと思います」
あらためて気を引き締める一因となっているのは、前述したとおりのチーム状況も関係している。
「モリゲ(森重真人)やよっち(武藤嘉紀)が代表招集で不在であったり、故障者が離脱していたりと、こういった事情で新たな選手が出る。新しくメンバーに入ってくる選手にとってはチャンスだし、自分たちにとっても刺激になる。いい競争ができていると思う。誰が出場しても遜色ないということはやっている自分たちがわかっているので、それをあしたピッチの上でそう表現するか、というところに尽きると思います」
新たな顔。センターバックではカニーニの先発が濃厚だ。公式戦のピッチで噛み合わないところがあるかもしれない。それも高橋は見越している。

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