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【今週の小平】J1第23節対神戸戦前日レポート◆マッシモ フィッカデンティ監督、徳永悠平、森重真人、高橋秀人、三田啓貴、渡邉千真、梶山陽平、武藤嘉紀、河野広貴、羽生直剛[本文3,499文字](2014/09/12)

J1第23節対神戸戦前日レポート◆9月12日の小平
9月12日(金)、FC東京は15時00分から小平グランドにて非公開練習をおこなった。週半ばには別メニュー調整だった選手も合流し、慎重に戦術のすり合わせをしたものと思われる。
初日の全体練習は選手13人でスタートした今週、二日目も18人に充たず戦術ができなかった。重傷者を除くフルメンバーが揃ったのはきょう12日が初めて。セットプレーのほか、オフェンス、ディフェンスのポジショニングを確認する戦術練習でチーム状態を整え、あす13日の対ヴィッセル神戸戦に間に合わせたようだ。

1-2で敗れた天皇杯4回戦(ラウンド16 )対清水エスパルス戦の反省は生きている。
年長者の部類に入ってきた徳永悠平は「いままでたとえばヒデ(高橋秀人)が中盤の真ん中にいてくれてバランスがとれていた部分もあります。ヒデが出て行ったときにほかの選手が(バランスを)とることも大事だと思います」と言う。高橋が出て行っての失点という見方もあるが、根本的にはバランスの問題だ。
中盤のバランサーとして舵取りが期待される高橋秀人は「チームとしてやることをもう一度整理して、あしたは泥臭くやりたい」と、意識を集中させている。

その高橋、そしてマッシモ フィッカデンティ監督と三人、遅くまで対清水戦後のロッカールームに残っていた羽生直剛は、そのときの雰囲気も含め、監督とチーム全体について次のように話している。
「自分たちが応えると監督はいろいろとサッカーの話をしてくれる。いままで触れたことのないサッカー観、それがイタリアのカルチョなのか、新鮮な気持ちにもなる。ぼくらは聞いているだけですけれども、最近は選手をリスペクトしてくれているようです。ぼくに対してもそうですし。いいところを見てもらえるようになったと思う。人間性を含めて監督のことをぼくらもわかってきた。中断以降は結果もついてきているし、それを信じて、チームとして同じ方向をむいて、監督が何を大事にしているかを感じとりながらやるだけだと思います」

マッシモ フィッカデンティ監督は「浦和と鹿島の引き分け、天皇杯の敗戦、ふたつの引き分けとひとつの負けからスタートするのではなく、この三カ月間に残してきた結果を見てスタートしたい」と、羽生とスタンスを揃えている。マッシモ フィッカデンティ監督に「きょう全員が揃い、バランスを取り戻せたと感じたか」と訊ねると、次のように答えられた。

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