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【第4報】レポート◆Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ 第2節 松本山雅FC対FC東京/東京、難敵相手の引き分けでAグループ首位を堅持(2015/03/29)

レポート◆Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ 第2節 松本山雅FC対FC東京/東京、難敵相手の引き分けでAグループ首位を堅持

日本代表に4人、U-22日本代表にふたりを送り込み、平山相太と林容平も故障により離脱中のFC東京は、ほとんどの選手を連れて松本へと乗り込んだ。Jリーグヤマザキナビスコカップ予選リーグを突破するためには決して落とせない一戦。総力戦で勝点を得られるのか。
試合後の共同記者会見で石川直宏の起用法についてマッシモ フィッカデンティ監督に訊ねると「10分から15分は出られるんじゃないかという予定でした」と明かしたが、そのとおり石川はベンチに待機。前線は前田遼一、東慶悟、河野広貴で編成した。トップ下に慣れている東も純粋なフォワードとなると経験は少ない。しかしナビスコ前節で林が負傷した時点で東の一時的なコンバートは決まったようなもの。明治安田生命J1リーグ第3節で一度フォワードとしてやり通した東が、この松本でのナビスコでどのような結果を出すのかも見どころのひとつだった。

ゴールキーパーは榎本達也。カニーニと吉本一謙のセンターバックコンビは急造と言っていい組み合わせだが、そうした状況でも結果を出して信頼を得なければならないと、榎本は弱音を吐かない。左サイドバックの丸山祐市、右サイドバックの徳永悠平、アンカーの高橋秀人と、個々には信用のおける選手が揃っている。彼らをどうオーガナイズするか。コーチングのいい榎本とはいえ声の通りにくいアルウィンでフィールドプレーヤーを動かすのはかんたんではないが、挑むしかない。
リンクマンたるインサイドハーフでは、今シーズンの公式戦すべての試合で起用されている羽生直剛がベンチにまわり、米本拓司と三田啓貴が先発。ボール奪取後のゲームメークや攻撃参加を課題として将軍への脱皮をめざす米本、考えてプレーしなければならないポジションだとやや困難に突き当たっている感のある三田、それぞれにトライして何かを得なければならない若武者がコンビを組んだ。

17時03分にキックオフ。

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