青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン

【青赤ログ】コラム◆マッシモ フィッカデンティ監督の情報公開術(2015/03/31)

【青赤ログ】コラム◆マッシモ フィッカデンティ監督の情報公開術

きょうに関しては、まちがいなくテクニックのある選手をグラウンドに送り込みました。カニーニ選手と梶山陽平選手を含めてまちがいなくポゼッションはやりやすい。スピードのある選手も送り込んだので、スピードとポゼッションの両方を活かしていけるようにしたいと思います。
――マッシモ フィッカデンティ監督

**********

当『トーキョーワッショイ!プレミアム』には、有料記事と無料記事がある。
広告収入で成り立ち無料記事を掲載する媒体ではなく読者に直接購読料を払っていただく運営形態なので、まずは有料会員の方々に報いるための有料記事が必須となる。
いっぽうで基本的にはFC東京の側面支援メディアであるので、公共性が高いと判断した情報は、できるだけ無料で公開するようにしている。そのひとつが、公式戦キックオフの30分前にマッシモ フィッカデンティ監督が発するコメントだ。冒頭に掲げたのは、3月22日に開催された明治安田生命J1リーグ第3節対ヴィッセル神戸戦が始まる直前に囲み取材のおり、マッシモ フィッカデンティ監督が「東選手も武藤選手も自分で切り込んでいける選手ですね」というこちらの問いかけに応えてくれたもの。これも無料記事として下記に掲載している。

【無料記事】マッシモ フィッカデンティ監督試合前の談話「ポゼッションとスピードを活かします!」(2015/03/22)

**********

日本でサッカーに関わる人々はオープンマインドであるらしく、取材をするにあたっての敷居は低いことがほとんどだ。そうした根本を反映してか、日本の監督や選手の話す内容が正直すぎると感じられるケースもなくはない。ただし、Jリーグ開設から20年以上が経過、サッカーに関する報道が増え、現場とメディアの丁々発止のやりとりを重ねてきた結果、すべてを打ち明けなくともよいという“知恵”が身についてきつつあるとは感じる。しかしただ「すべてを話さない」のでは、メディアとの対立が生じかねず、現場にマイナスとなる場合もある。公に対して何を発信すべきかを考え、整理して話すことができれば、それがよりベターな対応と言えるだろう。
こうした対応は外国籍の選手や監督のほうに一日の長があるようだ。

(残り 1891文字/全文: 2829文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ