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【今週の小平】Preview◆原点に戻れ! 球際の激しい攻防を制するマッシモカルチョの真髄を見せろ/米本拓司、武藤嘉紀、高橋秀人、太田宏介(2015/05/22)

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Preview◆原点に戻れ! 球際の激しい攻防を制するマッシモカルチョの真髄を見せろ

・サッカーの本質。戦う気持ちを取り戻せ/米本拓司、武藤嘉紀
・名古屋の両ワイドは? 矢野と永井をどう見る/高橋秀人、太田宏介
・守備時に5バックの名古屋を崩す先発布陣は?

 

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○サッカーの本質。戦う気持ちを取り戻せ/米本拓司、武藤嘉紀
監督、選手が揃って“球際宣言”だ。
対名古屋グランパス戦前日の5月22日、非公開練習を終えて小平グランドのミックスゾーンに引き上げてきた選手たちは「最近、本質が薄れてきている」「球際で激しくいく」と声を揃えた。

マッシモ フィッカデンティ監督が「闘争心」を重視しているのは周知のこと。平山相太やラサッドの実戦投入に関する話題の際、彼らの快復具合をコンディションとともに「まだ闘争心が戻っていない」と表現するケースが多かった。
そのマッシモ フィッカデンティ監督は「最近、闘争心が薄れてきている。もう一度それを取り戻して戦っていきたい」と言った。
選手にもその檄(げき)は伝わっている。
中盤でボールを奪い合う米本拓司は「戦う気持ちが大事です。メンタルで相手を上回っていきたい。監督も言っていましたが、原点に戻り、サッカーの本質を見なおしていければいいと思います」と、心に誓っている。
また得点源の武藤嘉紀も「対策だけでなく球際も。自分たちはいまリーグ戦で2連敗している。初心に戻って球際から100パーセント全力でいかないといけないと思います」と声を揃えた。
やはりいくら戦術を用意していようと、それ以前の段階で集中する、正しく判断する、丁寧にボールを扱う、球際で戦う、そういった基本が充たされていなければ用をなさない。浦和レッズに敗れて戦いを継続する姿勢や気持ちを失ってしまうのではこれまでの中位に沈んできたシーズンの繰り返しになる。危険水域から遠ざかるには、危機意識が必要だ。

○名古屋の両ワイドは? 矢野と永井をどう見る/高橋秀人、太田宏介
3-4-2-1を採用する最近の名古屋。右は矢野貴章、左は永井謙佑が務めている。「行ってこい」の指示でどこまでも飛んでいける脚力を持つふたりが、相手の色になっている。

大学時代を通じて永井を知る高橋秀人は次のように語った。

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