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【第1報】詳報◆実戦の味は苦かった! 必要だった中央と右からのチャレンジ、そしてポゼッションへのチャレンジ。厳しい引き分けを教訓に、二週間ぶりのJ1へ~マッシモ フィッカデンティ監督、徳永悠平、高橋秀人、羽生直剛/練習試合FC東京vs.早稲田大学(2015/10/14)

徳永悠平はさかんに右サイドから攻撃をしかけた

徳永悠平はさかんに右サイドから攻撃をしかけた

高橋秀人は橋本拳人、米本拓司とともに中央からの攻撃を試行

高橋秀人は橋本拳人、米本拓司とともに中央からの攻撃を試行

太田宏介のコーナーキック、フリーキックは決まらず

太田宏介のコーナーキック、フリーキックは決まらず

サンダサがダブルタッチで三人の選手を置き去りに。そこからのパスが決勝点を呼んだ

サンダサがダブルタッチで三人の選手を置き去りに。そこからのパスが決勝点を呼んだ

右サイドのかなり手前から思いきり蹴った松田陸のロングシュートはゴール左隅に突き刺さった

右サイドのかなり手前から思いきり蹴った松田陸のロングシュートはゴール左隅に突き刺さった

 

詳報◆実戦の味は苦かった! 必要だった中央と右からのチャレンジ、そしてポゼッションへのチャレンジ。厳しい引き分けを教訓に、二週間ぶりのJ1へ/練習試合FC東京vs.早稲田大学

 

・レポート
・試合経過
・選手たちの反応/高橋秀人、羽生直剛、徳永悠平

○レポート

FC東京は14日、小平グランドで関東大学リーグ1部3位(17試合消化時点)の早稲田大学と45分×2本の練習試合をおこない、1-1で引き分けた。2本めの31分に早稲田大学に先制されたが、35分に松田陸のロングシュートで追いつき、そのままタイムアップ。思うように決定機をつくれず、あやうく大学生に不覚を取りかける試合展開のせいか、選手たちは厳しい表情でコートをあとにした。
1本めは、右サイドの徳永悠平からクロスを入れたり、あるいはミッドフィールダー陣が中央から攻めようとしてバランスを崩していたシーンが何度かあったが、これは太田宏介の左サイド一辺倒だった攻撃を是正しようとチャレンジした結果。また2本めには、羽生直剛、田邉草民、三田啓貴が揃い、強いプレッシングに晒されながらパスをつないでアタッキングサードへと進入する試みがうまくいかない、という結果に。文字通り、生みの苦しみが“苦戦”を呼んだ側面もある。
マッシモ フィッカデンティ監督は「きょうはフィジカルトレーニング。一人あたり45分1本のプレーができました。トレーニングとしての内容が重要で、結果が重要なのは週末です。たくさん走ってくる湘南ベルマーレを想定し、彼らのような大学生を選んだわけですから。実戦のリズムを取り戻すためにきょうの練習試合は必要でした」とコメント。あくまで調整の一環と捉えていた。
残りの二日間はここまでの課題を踏まえ、現実に勝つための調整をおこなっていくことになる。公式戦では前述したようなチャレンジの要素は薄まるかもしれないが、挑みつづけていく姿勢は評価したい。

○試合経過

1本めはブラダ アブラモフ、徳永悠平(※キャプテン)、吉本一謙、丸山祐市、太田宏介、高橋秀人、橋本拳人、米本拓司、河野広貴、前田遼一、東慶悟が出場。トップ下を河野、2トップを前田と東が務める4-3-1-2で、前田が中央で潰れ役となりながら、東がダイアゴナルにボールを運び、河野とともにチャンスをつくる役割分担。この日は太田の左サイドよりも中央や右サイドを多く使い、ゴール前まで何度となく攻め込むが、早稲田大学の集中した守備でシュートは撃たせてもらえない。太田のコーナーキック、フリーキックも防がれ、ほとんど決定機らしい決定機はなし。反対に自分たちのミスから早稲田大学に逆襲され押し込まれる場面も多かったが、最終局面の粘りで失点は回避。44分に迎えたピンチもどフリーのシュートを早稲田大学の6番が外し、東京はこの試合を0-0で折り返した。

2本めは榎本達也、松田陸、奈良竜樹、野澤英之、小川諒也、三田啓貴、羽生直剛(※キャプテン)、田邉草民、中島翔哉、ネイサン バーンズ、サンダサが出場。

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