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【第5報】Review◆完敗。現時点での限界を露呈した青赤軍団。広島と似て非なる浦和の軍門に下る/J1 2nd 第15節 FC東京vs.浦和レッズ(2015/10/27)

Review◆完敗。現時点での限界を露呈した青赤軍団。広島と似て非なる浦和の軍門に下る/J1 2nd 第15節 FC東京vs.浦和レッズ

戦前、石井義信アドバイザーは「浦和には脆いところがある」と言っていた。これは試合後にミハイロ ペトロヴィッチ監督も指摘した浦和レッズの欠点だが、そのとおり、FC東京はセカンドハーフに2点をマークして浦和レッズに追いすがった。しかし反撃及ばず、3-4のスコアで敗れた。最終的には点差が接近した結果となったものの、実質的には東京の完敗と言っていい内容だった。

森重真人は試合後、「自分らが準備したことに対して、その上を行く攻撃を相手はやっていた」と言った。
たとえば浦和の先制点の場面。このとき、浦和はバックラインで速いパス廻しをしていた。そして、まだハーフウエーラインよりも高い位置にいた槙野智章に、米本拓司がプレッシャーをかけに行こうとしたところ、ダイレクトで槙野に蹴られてしまった。この長いボールが東京バックラインの右サイドバックと右センターバックのあいだを通った時点で勝負あり。ブラダ アブラモフが弾いた距離が短くなってしまったこともあるが、そこまでの二手で浦和が先手を取っていたことが、この得点が生まれた主因だ。

東京からすれば致し方ない面もある。

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