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【オフ企画/有料記事】成長したベンチ外メンバー。安間道場の観察から今後の東京を占う<2>◆個とチームの関係(2015/01/08)

◯チームのなかで個を活かせ

小川諒也は強烈な個の力と裏腹に未開拓の部分を多く残した無垢な状態でプロに入ってきたために、いわば研修をしなければならなかった。サイドバックにはサイドバックの基本があり、それらを身につけていないと、不安定な印象を周囲に与える。たとえば、古くはドーハの日本代表であれば、基本的なポジショニングができたうえで図ったようにオーバーラップしていく都並敏史には攻守のバランスがとれた印象があったが、都並の故障により急遽、中盤からコンバートされた三浦泰年は不慣れなサイドバックで位置取りがあやふやになり、苦労していた。こうなると、ポジショニングがふわふわとして腰高な選手という印象になってしまう。では、小川はどうだったのか。安間貴義コーチが受けた最初の印象は次のようなものだった。
「高校のときにはフォワードもやっていたと聞きました。FC東京に入ってきた当初は

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