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【有料記事】求められる一体感◆石川直宏「いろいろな出会いと別れを経験してきた。シーズンの終わりに、優勝するためにこのメンバーが集まったのだと思えるようにしたい」(2016/01/20)

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◯吉本にツッコまれた駒野

サンフレッチェ広島とジュビロ磐田で長年プレーした駒野友一のFC東京加入には、安定した実力を見込める反面、急に環境を変えてその力を発揮できるのかという不安もつきまとうが、本人の言葉を聞くかぎりでは、マイナスの作用は少ないように思える。
「環境を変えるのはすごく難しいところがありますけれども、近い年齢の選手もたくさんいますし、若い選手もすごく話しかけてくれるので、すぐにチームのなかに入っているかなと思います」
駒野の話では、ミーティングの席で挨拶をした際、吉本一謙から「ツッコんでいいですか」という恒例のひとことがあったという。駒野は「いやまあ、流れのなかで(笑)」と返したそうだが、ちょうど中堅の年代でおおらかな吉本からこのような接触があるほど、コミュニケーションが円滑に進んでいるのであろうことは想像に難くない。
そもそも、石川直宏と前田遼一、ふたりの1981年生まれが在籍している時点で、駒野を受け容れるにふさわしい環境になっていると言えなくもない。

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81年生まれの仲間が増えて燃えるものはあるかと訊ねると、石川は全体的な選手構成も含めて期待感をあらわにした。
「ぼくらの代もそうですけれども、上にもニュウさん、エノさん(羽生直剛と榎本達也、79年生まれ)がいて、ぼくらアテネ世代がいて、北京、ロンドン、そしてリオと、非常にチームのバランスがいいんじゃないかな、と。だからこそこのタイミングでタイトルを掴みとりたいという気持ちが強いですし、

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