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【有料記事/J1第1節対大宮戦第3報(最終)】Review◆一分の隙も与えない集中力と厳密性が失われた開幕戦。メンバー再考も不可避か(2016/02/28)

昨年までの守備の厳密性を保ったまま攻守に於いてアクションの割合を増やしていく。ボールを奪い返しつづけ、相手を押し込み揺さぶってフィニッシュに持ち込む。実力差がはっきりしていたACLプレーオフ対チョンブリFC戦ではほぼ理想に近い姿が見られ、ACL第1戦対全北現代モータース戦でもハードに働く姿勢は保たれていた。しかしJ1開幕戦では相手に引かれ、中央を堅く守られた結果、ただボールを廻しているだけで迫力のないサッカーになってしまっていた。
始動時の城福浩監督の認識は正しかった。守備の粘り強さはOK。しかしチャンスの回数、シュートの本数が少ない。リアクションの質を保ったまま、攻守に於いて能動的なプレーを増やしていかなくてはいけない――。
問題は、その認識と、開幕戦の内容が乖離していることにある。

始動時の認識から導かれる理想のサッカーとは、

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