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【有料記事/ACL第3戦対江蘇蘇寧戦第4報】分析とコメント◆小川諒也、決定機増の必要性は認めながらも「やっぱり精度を上げないと」(2016/03/16)

攻撃に可能性を感じさせた選手として羽生直剛、水沼宏太を採り上げてきたが、最後に小川諒也についてふれておきたい。

徳永悠平を左に置いた布陣があまり機能せずJ1開幕戦を落としてからのち、左サイドバックのポジションは左利きである小川のものとなった。駒野友一が故障している現状では、候補は丸山祐市と小川に絞られるが、丸山にはセンターバックの仕事がある。丸山を左サイドに廻してほかの選手をセンターバックに配したときの最大値と、徳永、森重真人、丸山をそのままに左に小川を置いたときの最大値とを比べ、小川がいるときの利点を重く考えたのかもしれない。懸案の守備は試合を重ねるごとによくなってきている。体格的にも、さすがに丸山には劣るが、上背が180cm近くあって決してちいさいわけではない。若いだけに、ある程度の無理もききそうだ。駒野や室屋成がけがを癒やすまで、小川の優先順位は高いままだろう。
コレクティヴなディフェンスを志向する今シーズンの東京にあっては、

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