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【有料記事/(U-23)J3第2節対琉球およびJ1第4節対鹿島(最終)】Review◆用意周到なトップチームと反発力のU-23(2016/03/21)

先制されてしまう。尻に火がついてから猛攻に転じる。短所に似たところがあるFC東京トップチームとU-23だが、前提には大きなちがいがある。トップチームは、過密日程に悩まされはしても、基本的には練習した成果を披露するスタンスで試合に臨むだけの準備ができる。いっぽうU-23は、試合前の準備に20分間しかかけられない。しかも特別指定制度で参加している大学生の選手や、前日のJ1の出場状況によってはコンディション調整の必要があるトップの選手が試合当日に合流する場合がある。東京都社会人サッカーリーグなら、練習が週に一回とかゼロというチーム、控え選手がいないどころか試合成立人数ぎりぎりしか集まらないチームもざらにあるのだが、それに似ている。安間貴義U-23監督がよく言う「試合のなかで成長していかなくてはならない」という言葉は、都リーグクラブの指導者の口から頻繁に聞いた。

双方の試合展開にはそうした前提の差があらわれていた。
鬼門と呼ばれる県立カシマサッカースタジアムに臨んだFC東京は、

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