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【有料記事/J1第16節第1報】ショートレポート◆圧倒しただけに悔やまれる引き分け。田邉「だんだん攻撃できるようになってきている」(2016/06/18)

○レポート

【J1第16節】6月18日、FC東京はホーム味の素スタジアムにアルビレックス新潟を迎えてJ1ファーストステージ第16節に臨み、1-1で引き分けた。前半23分、判定に抗議しているあいだにすばやくリスタートされ、このボールを成岡翔によって無人のゴールに流し込まれて、東京は新潟に0-1と先制を許す。
東慶悟をネイサン バーンズに替えて臨んだセカンドハーフ、後半9分、右サイドの高い位置で田邉草民がプレッシャーをかけ、転がってきたボールを受けたムリキは中央へと丁寧なパス。これを平山相太が落ち着いて左足で決め、1-1の同点に追いついた。このあと東京はムリキに替えて中島翔哉、平山に替えて前田遼一をピッチに送り、相手陣内に押し込むワンサイドゲームを展開するが、追加点を挙げることができず引き分けた。東京は22日水曜日、埼玉スタジアム2002で浦和レッズと対戦する。

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東京のフォーメーションは4-4-2。ゴールキーパーは秋元陽太、ディフェンスラインは右に徳永悠平が戻り、森重真人、丸山祐市、小川諒也と組んだ。これによって橋本をボランチ(またはセントラルミッドフィールダー)に上げることができた中盤ラインは羽生直剛を休ませ、フラットな4枚で右から田邉草民、橋本拳人、米本拓司、東慶悟とならんだ。連戦のさなかということで高橋秀人と前田遼一がベンチにまわり、2トップはフレッシュな平山相太とムリキ。ボール支配力の高いメンバーで試合に臨んだ。

試合前「攻撃に関しては各々がはっきりとした特長を持っています。そこを活かせるかどうかが、得点で苦しんでいるところにひとつ可能性を見出す大きなポイントになる」と語っていた城福浩監督。東京はムリキのキープ力を活かし、ボールを支配して新潟ゴールに迫るが、なかなか新潟の守備を崩すことができず、リズムに乗り切れない。
そうこうしているうちに、前半23分、この試合の行方を大きく左右するエピソードが発生する。ゴールキーパーの6秒ルールで秋元陽太が反則をとられ、

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